秘密主義になると「本当の私」を表現できなくなります。
「消そう」「隠そう」「ごまかそう」という態度が増え、おどおどした態度になってしまいます。
あなたのキャラクターが相手に伝わりにくくなります。
「何におびえているの?」「何か不都合があるの?」と不審に思われます。
不本意な誤解を招くことになるでしょう。
秘密主義になっていると存在感が薄くなり、個性の発揮を妨げます。
秘密主義になると、相談事を持ちかけることができなくなります。
コミュニケーションは言わないと伝わりませんが、相談においても同じこと。
秘密にしているままでは、相談のしようがありません。
相談できなければ解決も難しい。
悩みを抱え続けていると、次第に心も疲弊していきます。
流されない生き方をしたいなら「自己開示」を心がけましょう。
自己開示をすれば、開放的な気持ちになれます。
自分をさらけ出すことで、自分の個性を発揮できます。
「いきなり自己開示をするのは抵抗がある」
いきなり100パーセント自己開示をする必要はありません。
少しずつ自己開示をしていけばいい。
支障がない範囲でかまいません。
どんどん自己開示をしていきましょう。
ざっくばらんに自分を見せていけば、きちんと自分を表現できます。
スムーズに自分の魅力を伝えていけます。
自己開示主義になれば、自分を強く持てるので、流されなくなります。
悩み事も公開しましょう。
もちろん誰でも言いふらすわけではなく、信頼できる人に絞って公開するのが前提です。
「隠していても仕方ない。正直に話そう」と考えましょう。
勇気のいることですが、それだけの価値があります。
借金があるなら、きちんと借金があることを公開したほうが、問題解決が早くなります。
仕事でトラブルを抱えているなら、むやみに隠さず、信頼できる人に連絡することです。
自己開示は、迅速な問題解決に直結します。
「私は臆病者。自分をさらけ出すのが怖い」
もともと臆病な人もいるのではないでしょうか。
臆病な人なら、なおさら自己開示をすることです。
自己開示のコツは「開き直り」です。
覚悟を決めて、思い切って「えいや」と開き直ってしまいましょう。
「怖いものはない!」
「別に知られてもかまわない!」
「本当のことなのだから仕方ない!」
自分をさらけ出す状態になれば、臆病の心が吹き飛びます。
都合のいいことも悪いことも、きちんと公開することで勇気が出てきます。
「生まれ変わる」と考えてください。
正反対の自分になるからこそ、新しい自分に生まれ変われます。
自己開示をすると、ポジティブ思考にもつながります。
自分を解き放すことで、気持ちが外に向くからです。
自然とメンタルが強化され、心が強くなります。
心が明るい気持ちで包まれていき、自然と積極性が高まってきます。
ポジティブ思考だから自己開示をするのではありません。
自己開示をするからポジティブ思考になれるのです。
自己開示をすると、人付き合いにもプラスに働くでしょう。
秘密主義でいるより自己開示をしていくほうが、人間的な好感が持てます。
「素直だね」「正直でいいね」「開放的な雰囲気があるね」となり、親近感をもたらしてくれるでしょう。
人を引き寄せる力になり、人付き合いがスムーズになるのです。
もちろん自己開示がマイナスに働くこともゼロではありません。
時には悪印象や低評価につながることもあるでしょう。
気にしないことです。
マイナスがあっても一時的です。
短期的にはマイナスであっても、長期的にはプラスのほうが多くなります。
「そういう人だったの?」と眉をひそめ、去っていく人もいるかもしれませんが、そのままでいいのです。
去る人がいれば、残る人もいるでしょう。
自分に合った人とだけ付き合えばいいのです。
人間関係の整理がされて好都合です。
自分に合った人間関係が構築されます。
どんどん自己開示をしていくことで、自分に合ったパートナーとも巡り会えるでしょう。
「自己開示ができる人」になってください。
すでに秘密主義の人は、今日から自己開示に切り替えましょう。
名付けて「自己開示主義」です。
自己開示主義は、成功と幸せをもたらすのです。