私たちの日常には、大きな流れが存在します。
「世の中の流れ」です。
世の中は、移りゆく雲のように、刻々と形が変わっています。
新しいものが登場して、古いものが消えています。
以前は常識だったことが、今は非常識になりつつあります。
以前は非常識だったことが、今は常識になりつつあります。
以前はニッチだったことが、今は主流になりつつあります。
以前は主流だったことが、今はニッチになりつつあります。
常識、言葉遣い、道具、サービス、交通、物流、世の中の仕組み。
どれもこれも、少しずつ形が変わって変化しています。
これは起こるべくして起こることです。
「どうして?」「ありえない!」「不自然だ!」と叫んだところでどうしようもありません。
世の中は変化していくものです。
これが世のことわりであり、自然の摂理です。
世の中の流れに逆らわないことです。
世の中の変化は、大きな川の流れのようです。
流れを止めようとすると、痛い目に遭うでしょう。
世の中の流れを止めようとしたところで無駄な努力です。
圧倒的なパワーとすべてを包み込むような雰囲気があって、個人が太刀打ちできるものではありません。
「流れてなるものか」と逆らっていると、大きな抵抗を正面から受けることになってあっさり流されます。
流されるだけでなく、飲み込まれるでしょう。
流れを止めているから流されるのです。
自分が流れていけばいいのです。
「世の中に合わせて自分も変化していく」ということです。
変化を感じたら、無駄な抵抗はせず、素直に従うのが正解です。
世の中の変化に合わせて、自分も流れていきましょう。
「はい、わかりました」
「この方向に進んでいくのですね」
素直に変化を受け入れることです。
むしろ自分からその方向に向けて変化していくくらいでかまいません。
川の流れに沿って泳ぐようなものです。
世の中の変化という波がやってきても、その方向に泳いでいるなら流されることはありません。
自分から流れていくのはあくまで自分の意思なので、流されたことにはなりません。
一気に変化するのは難しくても、少しずつ変化するなら簡単でしょう。
世の中の変化に乗っていけば、少なくとも波に飲み込まれることはありません。