自分の人生にはいろいろな流れがあります。
人に流れを作ってもらえば楽でしょう。
「この流れでやってください」と言われたら、そのとおりに従うだけです。
流れを考えるとはいえ、思案が必要です。
人に流れを作ってもらえば、考える必要がなくなって楽です。
だからといって「流れは作ってもらうもの」という考え方はよくありません。
「決定権」を委ねることになるからです。
人生では、決定権が重要です。
「流れは作ってもらうもの」という考え方になると、決定権が相手に移ります。
決断や選択を人に委ねるのは要注意です。
依存心が芽生え、自分の意思でアクションを起こすことがなくなります。
受け身になるため、自主性が育ちません。
心も弱々しくなり、なかなかやる気も出ません。
人任せが多くなり、指示がないと動けなくなる。
言われたことしかできない人になる危険もあります。
人からコントロールされてしまい「操り人形」になってしまいます。
決定権を委ねることは、操り人形になることを意味するのです。
人に作ってもらった流れは、自分に合っているとは限りません。
むしろ合っていないほうが多いでしょう。
あくまで人が勝手に作った流れですから、実行者の好みや適正が考慮されていないことが多い。
「なんだかしっくりこない」という悩みが生まれ、それがストレスになります。
順番・方法・スピードに違和感に苦しみます。
違和感を我慢することが増え、ストレスが積み重なります。
流れに対する考え方を変えましょう。
「流れは作ってもらうもの」と考えるのではありません。
「流れは自分で作るもの」と考えるのです。
自分の人生ですから、自分の流れは自分で作るのが基本です。
「自分で流れを作るのは怖い、恥ずかしい」と思うかもしれませんが、勇気を出してください。
自己流でいいのです。
自分で流れを作る姿勢になれば、強い心が育ちます。
「自主性」が育ち「自己責任」の意識が生まれます。
自主性と自己責任は、流されないで生きていくうえで不可欠な要素です。
「自分が人生の舵を取る!」と考えれば、人には流されません。
意欲的になって、パワーと勢いが生まれます。
前向きな気持ちになって、やる気が出てわくわくするでしょう。
苦しいことがあっても、前向きな気持ちがあれば、苦でなくなります。
自分で作った流れには「自分らしさ」が反映されます。
「こうしよう!」
「こうしたい!」
自分の好みや適性が反映されるので取り組みやすい。
自分らしさが感じられれば、誇りや愛着も生まれます。
もちろん自分が作った感覚が湧くことで、マネジメントの意識も生まれます。
自分がハンドルを握っている感覚は、緊張感を生むため、真剣な気持ちになれます。
自分が流れを作れば、いいことずくめ。
自主性・自己責任・マネジメント能力といった意識が高まることで、周りに流されなくなります。
自分が台風の目になったつもりで、流れを生み出していきましょう。
周りに引っ張られるのではありません。
自分が周りを引っ張っていきましょう。
自分が流れを作れば「影響を受ける側」ではなく「影響を与える側」になれます。