あなたは自分の人生が好きですか。
気に入っていますか。
人にも家族にも環境にも恵まれた人生なら、幸福感も大きいでしょうが、中にはそうでない人もいるはずです。
「貧乏な家に生まれた」
「特別な才能もない」
「劣悪な環境で、毎日ストレスが多い」
「嬉しいことはなくて、嫌なことばかり」
「不幸が多くて、生きるのがつらい」
「トラブルが多くて、なかなか思いどおりにいかない」
不幸やトラブルが多い人生なら、人生を憎みたくなるかもしれません。
「こんな人生は嫌だ。最悪の人生だ。こんな人生なら生まれてこなければよかった」と毒を吐いてしまう。
自分の人生が嫌いで、否定したくなることもあるでしょう。
人生に悲観すれば「諦め」という文字が頭をよぎるかもしれません。
しかし、どんなに困難が多くても、人生を否定するのはよくありません。
人生を否定すると、生きることすべてを否定することになるからです。
どんなに人生を否定したところで、何もいいことはありません。
時間が戻るわけでもない。
天からお金が降ってくるわけでもない。
誰かの人生と入れ替われるわけでもない。
急に神様が現れ、あなたを救ってくることもありません。
人生を否定すると、人生もあなたを否定してくるでしょう。
不幸と不運を引き寄せ、ますますどん底に落ちてしまいます。
人生を否定したところで、百害あって一利なし。
自分の人生を否定するにつれて、ますます生きるのが苦しくなるだけなのです。
人生を否定するのではありません。
どんなに不幸な人生でも、肯定してください。
人生が嫌いで憎くてたまらなくても、自分の人生を好きになり、感謝して、全面的に肯定することが大切です。
「この人生でよかった」と思うこと。
「素晴らしい人生でありがたい」と感謝すること。
どんな人生でも、全面的に肯定すること。
失敗の多い人生なら「失敗が多い人生で面白い」と考えます。
不幸が多い人生なら「不幸が多いおかげで精神が鍛えられる」と考えます。
考え方が前向きになることで、人生にポジティブなイメージが出てくるはずです。
「ばかばかしい。くだらない。そうは思えない」と思うかもしれませんが、そう思うしか道がない。
どんな人生でも、生まれたからには前を向いて生きるしかありません。
前を向いて生きなければ、さらに人生から転落する一方です。
自分の人生に感謝をしましょう。
幸も不幸も、受け入れましょう。
そして、自分の人生を愛してください。
全面的に人生を肯定すれば、身に起こった不幸もトラブルも愛らしく見えてきます。
他人の人生と比較するのもやめましょう。
他人は他人であり、自分は自分です。
どんなに他人の人生が恵まれていても無視して、自分の人生に集中します。
「自分の人生が好きだ」と言えるようになってください。
「この人生でよかった。最高の人生を歩んでいる。ありがとう!」と言えるようになってください。
あなたが人生を肯定すると、人生もあなたを肯定するようになります。
人生の風向きが変わるでしょう。
真っ暗闇の人生に希望の光が見えてくるのです。