1日の終わりには、今日の反省です。
仕事や人間関係の出来事を振り返り、自分の言動に間違いがなかったかよく考えます。
「今日もよい1日を過ごした」と満足することがあるでしょう。
「あのときこうしておけばよかったな」と残念がることもあるでしょう。
もちろん反省の習慣は大切です。
1日の終わりに今日の出来事を反省すれば、次から生かせます。
深く反省する必要はありませんが、簡単に反省するだけでも違います。
大きなトラブルがあったなら、反省は欠かせません。
原因や改善を考えることで、同じ過ちを防げます。
たとえポジティブな出来事でも、その中に反省すべき点があるかもしれません。
「こうすればもっとよくなっていたかもしれない」と思えることがあるでしょう。
反省する人は、成長する人です。
自分の行為を顧みて、それを次に生かせば、ぐいぐい成長できるでしょう。
完璧を目指す必要はありませんが、人生に健全な向上をもたらすうえでは大切な習慣です。
しかし、1日の終わりに反省するとき、注意したいことがあります。
1日の終わりに反省するのはいいですが、寝る直前に反省するのはよくありません。
寝る直前に反省すると、気になって寝られなくなるからです。
反省の内容によっては、くよくよすることがあります。
悲しい気持ちになったり精神的に落ち込んだりです。
反省すると、自分が恥ずかしくなって、自然とため息が出ます。
一度くよくよし始めると、ネガティブのスイッチが入ってしまい、気になって仕方なくなります。
自分が恥ずかしくなり、だんだん自信がなくなってきます。
気分転換をしようにも、寝る直前ではしようがありません。
歯止めが利かなくなると、悪い妄想に変わり、頭の中がぐちゃぐちゃになります。
暗い夜だからこそ、いったん気持ちが暗くなると、明るい気持ちに戻すのが大変です。
寝る直前の反省は、睡眠不足を促すことになります。
たとえ運よく寝られたとしても、悪夢にうなされるでしょう。
寝る直前に考えたことは、記憶が鮮明なので、睡眠中に見る夢にも影響しやすくなります。
寝る直前の反省は禁止です。
反省をするなら、少なくとも寝る1時間前には終えておきたい。
反省するなら、夕食中や入浴中がいいでしょう。
会社の帰り道にするのも悪くありません。
日記の習慣があるなら、日記と反省を同時に行えばいいでしょう。
反省が終われば、もう振り返らないようにします。
布団の中に入ったら、もう何も考えないこと。
目を閉じて、眠気を感じながら無心でいれば、スムーズに入眠できます。