落ち込みから立ち直るためには「高い位置からの客観視」が役立ちます。
落ち込んだときは、高層ビルの上から自分を見下ろしているところをイメージしてみてください。
もう1人の自分がいて、高層ビルの上から地上にいる自分を見下ろしています。
地上にはいろいろな人が歩いているでしょう。
さて、落ち込んでいるあなたと周りの人には、どんな違いがあるでしょうか。
実は、まったく同じです。
国籍・性別・年齢も関係なく、あらゆる人が「点」です。
元気な人もそうでない人も、点です。
アリのような小さな点が動き回っています。
このとき、はっと気づかされることがあり、拍子抜けします。
「こんなに落ち込んでいる自分も、高いところから見るとただの点。小さな点がくよくよしているなんておかしいね」
夢から覚めたような感覚を覚えるに違いありません。
私たち人間は、高いところから見ると、誰もが点に見える現実があります。
ちょっとしたトラブルを誇大解釈しているにすぎません。
落ち込んでいるのは、自分の中で大げさに考えているだけです。
落ち込んでいるときは視野が狭くなっています。
高い位置から見ると、自然と視野が広くなり、自分を客観視できるようになります。
どれだけどん底で絶望を感じていても、そんな自分を高い位置から見て、ただの点だとわかれば拍子抜けです。
このことに気づけば、小さなことを大げさに受け止め、悩んだり落ち込んだりしている自分が滑稽に思えてくるでしょう。
よい意味で、滑稽に思うことです。
どれだけ落ち込んでいようと、小さな点だと思えば、心が楽になります。