努力をすれば、報われるとは限りません。
きちんと努力をしても、うまくいかないことがあります。
努力に努力を重ねても、残念ながら、失敗に終わることも少なくありません。
残念な結果に終わると、残念な気持ちになります。
きちんと努力したにもかかわらず、失敗に終わると、悔しい気持ちもひとしおでしょう。
きちんと結果を出せなければ、自分に低い評価を与えたくなります。
周りに迷惑をかけると心苦しくなって、申し訳ない気持ちになるでしょう。
失敗が連続すると、無能な自分に嫌になり「ダメ人間」のレッテルを貼りたくなるかもしれません。
しかし、失敗した自分を責めるのは要注意です。
自分で自分を責めると、プライドと自尊心が傷つきます。
ネガティブな結果ばかり考えると、どんどん元気が奪われ、自信もなくなります。
反省は必要ですが、責めるのは不要です。
自分を責めたところで自分を傷つける。
誰も喜ばず、何の役にも立ちません。
自己肯定感が低下して、自己嫌悪に陥ってしまいます。
気持ちがマイナス状態まで落ち込むと、鬱状態になってしまい、健康であっても立てなくなるのです。
失敗した自分を責める必要はありません。
むしろ褒めてください。
前向きに頑張りました。
全力と最善を尽くしました。
できることは、すべてやりました。
結果にとらわれないことです。
努力したということは「前向きに頑張った」ということです。
全力と最善を尽くしたということは「100パーセントの自分だった」ということです。
自分の持てる力をすべて発揮できたなら、何も悔やむことはありません。
努力をした結果なら、成功・失敗に関係なく、自分を褒めることができます。
努力した自分を褒めましょう。
誰かが褒めてくれるのを待つのではなく、どんどん自分で褒めていい。
自分で自分を褒めるのは、自意識過剰な気がして抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、誤解です。
自分の一番の理解者は、自分です。
自分の努力は、自分が一番よく理解しています。
自分が自分の一番の理解者なのですから、自分で自分を褒めるのはおかしなことではありません。
褒めて、褒めて、褒めまくりましょう。
「よく頑張ったね、自分!」
「偉いぞ、自分!」
「自分は立派だった!」
「きちんと努力したよね。だから自分は素晴らしい!」
失敗した自分を責めるのではありません。
努力を出した自分を褒めましょう。
きちんと努力したなら、結果に関係なく、すべて自分を褒めることができます。