トラブルが発生したとき、どう考えるか。
ここは、トラブルの成り行きを決める大事なポイントです。
トラブルが発生すれば、多くの人は慌てるでしょう。
「一大事だ!」
「大変なことが起こった」
「まずいことになったぞ!」
「どうしよう、どうしよう!」
たしかにトラブルは厄介です。
小さなトラブルなら解決も容易ですが、大きなトラブルなら対処に手間暇がかかります。
予定が狂って、スケジュールの再調整も必要になるでしょう。
しかし、大変と騒ぐのは普通に思えますが、要注意ポイントです。
大変と騒いでいると、焦りを助長させます。
大変と思うから、ますます大変になる。
「大変、大変」と騒げば騒ぐほど、心拍数が上がって、余裕がなくなります。
頭が真っ白になって、何をどうしていいのかわからなくなるのです。
もっと肩の力を抜いて、気楽に考えましょう。
トラブルが起こったら「大変だ」と騒ぐのではありません。
「そんなこともあるさ」と気楽に考えましょう。
白けたような言葉ですが、だからこそ効果的です。
「そんなこともあるさ」と思えば、少し高いところから物事を見下ろすような感じになれます。
「この程度のトラブルでは動揺しない」と自分に言い聞かせることができます。
自然と余裕が生まれ、心が落ち着いてくるでしょう。
心の器が広くなって、慌てず冷静に対応できます。
「そんなこともあるさ」という一言は、一瞬で余裕を作る、魔法の言葉です。
気楽に考えたほうが、問題解決もスムーズになります。
ちょっとした考え方の違いですが、精神状態には大きな違いをもたらします。
「大変だ」と騒ぐのと「そんなこともあるさ」と気楽に考えるのとでは、天と地の差があります。
トラブルに対処するときは、落ち着きが大切です。
「とてもそんな気持ちにはなれない」と思ったときこそ、正念場です。
慌てたところで仕方ありません。
「とてもそんな気持ちにはなれない」と思ったとしても、できるだけ「そんなこともあるさ」と気楽に考えたい。
大変なときこそ、少しでも余裕を作ったほうが、問題解決も早くなります。
口癖にしておくのもおすすめです。
落ち着く口癖があれば、落ち着かずにはいられなくなります。
「そんなこともあるさ」という口癖があれば、想定外のトラブルが起こっても、冷静に対処できるはずです。