やる気が出ないときは、心の中でぶつぶつ文句を言っています。
「またこの仕事をするのか」
「同じ仕事の繰り返しでつまらない」
「もうすっかり飽きた」
「刺激の少ない仕事でつまらない」
「だるい、面倒くさい、やる気も出ない」
惰性やマンネリの気持ちが湧くと、なかなかやる気が出ません。
楽しさや面白さが乏しいと、刺激も少なく、モチベーションも上がりにくいでしょう。
もしだるい気持ちに悩んだら、自分に次の言葉を語りかけましょう。
「一生続けるわけではない」と。
あなたが面倒に感じているその仕事は、いつまで続ける仕事でしょうか。
「今月まで」「3カ月だけ」「試験日まで」など、期限が設けられていませんか。
いつまで続くか不明だとしても、いずれ終わりが来るのではないでしょうか。
中には一生続ける仕事もありますが、ごく一部でしょう。
大半の仕事は、終了のめどが立っているはずです。
ある程度、終わりのめどが立っているなら「一生続けるわけではない」と考えましょう。
「それもそうだよね。この仕事ができるのも今だけだよね」
面倒なことも、前向きに受け止められるようになるでしょう。
また「一生続けるわけではない」ということは、逆に言うと「今しかできない」という意味にもなります。
「期間限定の仕事」とわかれば「今のうちにしっかり取り組んでおこう」という気持ちになるでしょう。
ポジティブな気持ちが湧いて、自然と元気が出てくる。
自然とモチベーションが上がり、やる気が出るのです。
たとえば、新人教育です。
新人教育が面倒くさく感じたら「一生続けるわけではない」と考えます。
教えることには限りがあるので、いずれ終わりを迎えるでしょう。
人事異動で自分の部署が変われば、今度は教えてもらう立場になることもあるでしょう。
「一生続けるわけではない」と考えることで「今のうちにしっかり教えよう」という気持ちになるでしょう。
子育ても同じです。
子育てが大変でつらく感じても「一生続けるわけではない」と考えます。
手間暇のかかる子育てとはいえ、いずれ成長して、自分が判断・行動できる日がやって来るでしょう。
1人で着替えることができるようになり、1人で入浴ができるようになり、1人で行動できるようになります。
いずれ自立して、親元から巣立つ日がやって来るでしょう。
「一生続けるわけではない」と考えれば「子育てができるのは今だけ」という思いが湧いてくるでしょう。
自然とポジティブな気持ちが湧いてくるようになるでしょう。
「一生続けるわけではない」と考えれば、心の折り合いがつくのです。