日常では、思わぬトラブルが発生することがあります。
電車が遅延して、到着時間が狂った。
仕事でミスをしてしまい、一部をやり直すことになった。
急な体調不良に襲われ、思うように仕事が進まない。
切羽詰まった状況では余裕が失われ、気持ちが動揺します。
入念に立てた予定が変更になるのはやるせないでしょう。
思うように進まない現実に、いらいらしやすくなるのも当然です。
しかし、トラブルにいらいらしたところで、何もいいことはありません。
神経が高ぶって心の余裕がなくなると、さらにミスや間違いが増え、二次被害を招きます。
ますます不快感が大きくなり、気分も体調も表情も悪くなります。
解決できるトラブルが、解決できないトラブルへと発展してしまいます。
では、どうするか。
忍耐力を鍛えるには、トラブルを楽しむことが大切です。
トラブルが発生したとき「楽しむ余裕なんてない」と思うかもしれませんが、そう思うだけで、実際はできます。
見方を変えると、突然のトラブルは、予定外の出来事を楽しむチャンスです。
じたばたしても仕方ありません。
「トラブルも自然な流れの1つ」として楽しみましょう。
「たまにはこんなこともあるか」と考えましょう。
「改善点を見つけることができた」と喜ぶこと。
中断が発生すれば「よい休憩になる」と思えばいい。
トラブルにいらいらするのではなく、楽しもうと思えば、心に余裕が生まれます。
心が柔らかくなり、不安定だった情緒が落ち着いてきます。
トラブルを楽しむことが、忍耐力を鍛えることでもあります。
器が大きくなり、普段よりストレスに強くなります。