忍耐力を鍛える工夫の1つが、身銭を切ることです。
親や会社のお金ではいけません。
人のお金はすべてNG。
必ず自分の財布からお金を出すことがポイントです。
一見するとお金と手間がかかって非効率に思えますが、実際は効率的です。
多くの場合「どうせ厳しい経験をするなら、お金を支払いたくない」と思う人が多いでしょう。
たしかに無料なら経済的に楽ですが、甘える気持ちが出てきます。
ストレスを経験するとき、精神的な痛みはあっても、経済的な痛みがありません。
「どうせ無料だから諦めても大丈夫」と油断しやすくなります。
経済的な痛みがないと、本気で打ち込む姿勢に欠けるため、身につきにくくなります。
すぐ弱音を吐いて、逃げ出しやすくなります。
しかし、お金を払うと意識が変わります。
経済的な痛みが加わると、真剣な気持ちが生まれます。
「お金を払うからには元を取りたい」
「無駄な経験にしたくない」
「せっかくお金を払ったのだから無駄にできない」
お金を出すと覚悟が出ます。
多少のストレスでは弱音を吐かなくなり、心が強くなります。
お金を払って経験すると積極的になれるため、困難も乗り越えやすくなります。
金額は少なくてもいいので、自分の財布からお金を出すことです。
自分の成長につながるなら、わざわざストレスを経験するために身銭を切るのも、上手なお金の使い方です。