まず宣言しましょう。
「忍耐力を鍛えて生まれ変わる!」と。
はっきり宣言することが大切です。
あなたは今、どんな環境にいますか。
「どんな環境で暮らしたいか」と聞かれれば「居心地のよい環境」といった回答が多いでしょう。
たしかに居心地のよい環境なら、ストレスもトラブルも少なく、安定した日々を送ることができるでしょう。
忍耐力を鍛えるなら、体を鍛えることが効果的です。
心と体はつながっています。
筋トレで体を鍛えて筋肉量を増やすことは、忍耐力を鍛えることに効果的です。
忍耐力を鍛えやすくなる、単純な方法があります。
自分が自分に課題を与えてください。
人から与えられた課題は「やらされている」という強制を感じるため、なかなかやる気が出なくて苦労します。
間違いや失敗を犯すと、隠したりごまかしたりしたくなります。
都合の悪いことは知られたくない。
かっこ悪いところは見られたくない。
日常では、思わぬトラブルが発生することがあります。
電車が遅延して、到着時間が狂った。
仕事でミスをしてしまい、一部をやり直すことになった。
忍耐力を鍛える工夫の1つが、身銭を切ることです。
親や会社のお金ではいけません。
人のお金はすべてNG。
人には「暗示」という心理現象があります。
暗示とは、観念や意図などを無意識のうちに思い込ませる心理的作用のことをいいます。
その暗示を自分に対してかけたものが、自己暗示です。
面倒を感じたことがない人はいないでしょう。
もともと人は、怠けるのが得意な生き物です。
ある日、なかなか元気が出なくて、仕事を怠けたくなることがあります。
いらいらしたとき、どうしますか。
相手をにらみつける。
ぶつぶつ文句を言う。
諦めそうになったときにどうするかです。
全力を出し切ったがうまくいかない。
やるだけのことをやったが、結果が出ない。
義務感でメンタルトレーニングをするのは好ましくありません。
最初は純粋にメンタルを鍛えたくてトレーニングを始めても、いつの間にか義務になっていることがあります。
「メンタルを鍛えたい」から「鍛えなければいけない」に変わっている。
忍耐力を鍛えるとはいえ、限界もあります。
どんな風船も、空気を入れ続ければ、いつかは割れます。
同じように心の風船も、限界があります。
行動するとき「誰のためか」を意識することが大切です。
大きく分けて、2つのパターンがあります。
(1)自分のため
忍耐力を鍛えるとき、注意したい言葉の習慣が3つあります。
(1)文句
(2)悪口
忍耐力を鍛えるなら、ただ仕事に取り組むだけでは不十分です。
普通に取り組むだけでも忍耐力は鍛えられますが、しっかり鍛えることはできません。
7割のパワーしか発揮できません。
忍耐力を鍛えるには、いつもと違った刺激が必要です。
慣れたことばかりでは、忍耐力が鍛えられません。
同じ行動を繰り返すだけでは、刺激は一定になるため、忍耐力を鍛えるのは難しい。
「無理です」
「できません」
そんな口癖に心当たりはありませんか。
忍耐力を鍛えてくれる協力者は、あなたの身近にいます。
それは、あなたが嫌いな人です。
嫌いな人に挨拶をしましょう。
社会で仕事をしていると、まれに矛盾を経験することがあります。
その矛盾の1つが「自分は悪くないのに謝らなければいけない」という経験です。
他人の失敗を、事情があって自分が負うことになった。
日常では、大きな不安や寂しさに悩まされることがあります。
重要な試験が近づき、合格できるかどうか不安になる。
大切な恋人と別れ、どん底の寂しさを味わい、涙が止まらない。
忍耐力を鍛える機会は、普段の雑談にあります。
それは、つまらない無駄話です。
雑談では、ときどき無駄話をされることがあります。
嫌なことがあっても、八つ当たりしないことです。
たしかに嫌なことがあれば、心に不快な気持ちが生まれます。
不満・怒り・憎しみ・悲しみ・いら立ち。
あなたが嫌いな食べ物は何ですか。
嫌いなものを克服する方法は、意外と単純かもしれません。
嫌いなものを食べるときは、食べる前から「まずい、まずい」と思っています。
傷つく言葉を言われたとき。
大事な試合で負けたとき。
仕事でうまくいかないことがあったとき。
「余裕がない!」
「時間がない!」
「危険が迫っている!」
私たちは、周りから影響を受ける生き物です。
周りがだらだらしていると、自分もだらだらしてしまいがちです。
周りのペースが速ければ、自分のペースも速くなりがちです。
忍耐力を鍛える1つとして、おすすめの習慣があります。
不言実行です。
不言実行とは、あれこれ言わず、黙ってするべき仕事に取り組むことをいいます。
「苦しい」「つらい」という言葉をむやみに使わないことです。
苦しいとき「苦しい」と思うのは普通ですが、落とし穴があります。
「苦しい」「つらい」という言葉は、不快感を増幅させる作用があります。
忍耐力を鍛えるとき、決まった方法はありません。
ベストは方法もありません。
人によって、ふさわしいトレーニングが異なるため、ベストもそれぞれです。