時間を増やしたいなら、きちんと準備をしましょう。
準備をすると、時間が増えるどころか減るように思われます。
たしかに準備は、時間がかかる作業です。
あらかじめ計画を考えたり、必要な道具を用意したり、環境を整えたりする必要があるでしょう。
時には本番の時間より、準備の時間のほうが長い状況も少なくありません。
時間だけでなく労力もかかるため、面倒に感じる人もいるでしょう。
「準備なんて面倒。時間がかかるからやりたくない」
「準備をしないで、いきなり始めたい」
準備を考えるだけでだるくなり、サボりたくなるかもしれません。
しかし、準備を軽視してはいけません。
準備を怠ると「ぶっつけ本番」になります。
もたもたすることになり、仕事が遅くなるでしょう。
準備がないと慌てることになり、余計にミスやトラブルが増えます。
ミスやトラブルが増えると、リカバリーが必要になり、余計に時間を奪われることになります。
準備を怠ると、不測の事態にも対応できません。
取り返しのつかないミスが発生すると、時間だけでなく、財産・信用・社会的地位まで失う結果になるでしょう。
きちんと準備ができれば、これらの問題がクリアされます。
準備をすることで、ミスやトラブルが減って、仕事がスムーズに進みます。
結果として時間を増やすことにつながるのです。
準備ができていればいるほど、本番の仕事に集中できるようになり、結果を発揮できるようになります。
十二分な準備ができていれば、実力以上の結果を発揮できることも少なくありません。
それは結局のところ、時間を増やしていることになるのです。
準備に時間をかけましょう。
準備も仕事の一環です。
仕事の結果の大半は準備で決まるのですから、軽視できません。
「準備をする=時間を奪う作業」ではありません。
「準備をする=時間を増やす作業」です。
準備に時間がかかったとしても、全体的かつ長期的に考えれば、微々たるものです。
準備のおかげで仕事がスムーズに進めば、結果として、大きな時間の節約につながります。
「準備くらいできている」
「すでに準備は万全だ」
そう思うかもしれませんが、慢心せず、見直してみてください。
できる準備は残っていませんか。
本当に万全な準備でしょうか。
準備をしているつもりになっていませんか。
準備ができているつもりでも、じっくり見直せば、まだ何かできる準備があるかもしれません。
準備も過度は禁物ですが、必要な準備はきちんと手間暇かけて整えておくことです。
それは、運を高め、チャンスをもたらすことにもつながります。
準備は、私たちにとって身近な基本ですが、これこそ最高の時間テクニックです。
時間を節約するだけでなく、増やすためにも、今のうちにできる準備に取りかかりましょう。
準備を制するものは、時間を制するのです。