時間を増やすポイントは「寝起き直後」にあります。
朝目が覚めて、寝床でごろごろしていませんか。
眠気があると、なかなか布団から離れられず、つい怠けてしまいます。
自然と眠気が覚めるまで、しばらく寝床でごろごろしていることが多いもの。
眠い目をこすりながら「もう5分だけ」「もう10分だけ」と思いつつ、寝床でごろごろしていることが多いのではないでしょうか。
しかし、この時間が重要です。
寝床でごろごろしているのは、中途半端な時間です。
気持ちのいい時間ではありますが、きちんと休んでいるわけでもしっかり行動しているわけでもなく、中途半端でしかありません。
ほとんど無駄な時間であり、非生産的です。
ごろごろしているとどんどん時間が過ぎるばかりです。
うっかり二度寝をしてしまうと、起きたときには30分・1時間が経っていることも少なくありません。
寝床でごろごろする時間をなくしましょう。
中途半端な時間をなくすのです。
目が覚めたらさっと起き、寝床でごろごろする5分・10分をゼロにしましょう。
そうすれば、5分・10分という時間が生まれます。
結果として1日の時間を増やすことになります。
「たかが5分、たかが10分」と思うかもしれませんが、軽く考えないことです。
5分・10分あれば、本を読んだりニュースをチェックしたりできます。
大きな仕事はできなくても、ちょっとした小さな仕事であれば片付けられるでしょう。
5分・10分という小さな細切れ時間も、積み重なれば大きくなります。
1週間続けば、35分、70分。
1カ月続けば、150分、300分。
1年間続けば、1825分、3650分。
数字で見ると、いかに大きな時間になるか驚くでしょう。
目が覚めてすぐ起きることを習慣にするだけで、これだけ膨大な時間が手に入ることになります。
とりあえず頭を上げましょう。
血の流れ方が変わって、脳が重力の向きの変化を感知します。
さっと起きれば、運動神経を通して体のスイッチが切り替わり、眠気もさっと消えます。
眠気が残っているのでちょっと大変かもしれませんが、ここが踏ん張りどころです。
「中途半端な時間をなくそう! 時間を増やすポイントだ!」と思いながら気合を入れてください。
すぐ起きるのは大変かもしれませんが、最初だけです。
とりあえず頭を上げ、なるべく早めに立ち上がりましょう。
朝からスタートダッシュを実現することができます。
なかなか眠気が取れない場合もあるでしょう。
それは、そもそも睡眠不足という可能性があります。
睡眠時間が足りていないなら、なかなか眠気が取れないのも当然です。
成人の睡眠時間の推奨は、7時間から8時間です。
どんなに少なくても6時間は確保しておきたいところです。
十分な睡眠時間を取っていれば、眠気に悩まされることなく、目が覚めてすぐ行動できます。