時間の無駄を省くなら、早めに作品の良しあしを見極めましょう。
「価値が乏しい」と感じているにもかかわらず、無理やり最後まで進めるのは時間の無駄です。
早めに無駄と判断できれば、途中でやめることができ、時間を節約できます。
では、作品のどの時点で良しあしを判断すればいいのか。
そこで活用したいのが「4分の1ルール」です。
本や映画など、全体の4分の1まで進んでもつまらないなら「駄作」と判断して、早めに見切ります。
もちろん4分の1より後で面白くなるケースもあります。
面白い展開が後半に隠されていることもあるでしょう。
前半は退屈だったのに、後半から急に面白くなることもゼロではありません。
しかし、実際はまれなケースです。
本であれ映画であれ、4分の1まで「つかみ」が1つもないのは致命的です。
少なくとも「面白そう」と予感させるものが、4分の1時点まで1つもないのは、作品として失格です。
完成度が低い証拠であり、読者や視聴者のことを考えていません。
4分の1まで進んでつまらないなら、駄作と判断して、早めに見切りましょう。
たとえそれがヒット作であろうと受賞作品であろうと「自分の好みには合わない」と判断してOKです。
少しお金の無駄は発生しますが、大幅に時間を節約できます。
たとえば、読書です。
200ページの本だとして、50ページまで読み進めてつまらないなら「最後まで読む価値はない」と判断します。
途中で読むのをやめてしまいましょう。
残りの150ページも引き続きつまらないと予想できるので、早めに見切りをつけます。
本は、ごみ箱行きでOKです。
映画も同じです。
2時間の映画だとして、30分が経ってもつまらないままなら「見る価値はない」と判断していいでしょう。
我慢をしながら無理やり最後まで見るほうが苦痛です。
時間の無駄が発生します。
映画館で映画鑑賞をしているなら、途中で退席してかまいません。
本であれ映画であれ、最後まで続けるルールはありません。
お金の元を取ろうと、根性論を持ち込んで無理に最後まで見ようとすると、時間の無駄が発生します。
時間はお金より重要です。
そのため、お金より時間の節約を重視するのが賢明です。
判断基準は「4分の1まで」と心得てください。
4分の1ルールを活用すれば、時間の使い方が上手になります。