自分の時間を増やしたいなら、お礼状を書きましょう。
「お礼状は非効率」
「お礼状を書くと、自分の時間が奪われる」
「今の時代、いちいちお礼状を書く人なんていない」
そう思う人もいるでしょう。
たしかに、お礼状を書くのは、手間暇のかかる作業です。
1通の手紙を書くとき、少なからず手間暇がかかります。
はがきや切手を用意したり、お礼の文章を考えたり、手紙を投函する手間もあったりします。
デジタル社会のため、はがきよりメールでお礼を済ませるほうが一般的です。
いちいちお礼状のため、限りある時間を使うのは非効率と考えるのも無理はありません。
しかし、お礼状を書けば、必ず相手に喜ばれます。
たとえば、お世話になった取引先があれば、当日中にお礼状を出してみましょう。
入手困難の商品があれば、特別な配慮をしていただき、スムーズに案内していただけるかもしれません。
ホテルで特別お世話になった人がいれば、お礼状を出してみましょう。
予約が難しいホテルであっても、特別な配慮をしていただき、スムーズに予約ができることがあります。
お世話になった人がいるなら、ぜひお礼状を書いてみましょう。
次回会うときに、予約が難しいレストランの手配をしていただけることがあります。
何らかの形で別のタイミングに助けられ、自分の手間暇を大きく省けます。
結果として、自分の時間が増えることになるのです。
もちろん見返りを目的でお礼状を出すわけではありません。
普通にお礼状を出すだけで、自分の時間が増える状況があるということです。
お礼状は、長々した文章である必要はありません。
数行のシンプルなお礼状で十分です。
「先日はどうもありがとうございました」という1行だけでもかまいません。
短い文章であっても、手書きであれば、心に響きます。
短い文章のほうが、相手も受け取りやすくなります。
相手は必ず喜んでくれます。
印刷されたお礼状もいいですが、できれば手書きのお礼状がおすすめです。
デジタル社会において、アナログのお礼状はインパクトがあります。
簡単にメールができる時代のため、手書きの手紙を書く人が少なくなっています。
「手書きでお礼状を書く人はほとんどいない」と言っても過言ではありません。
だからこそ、手書きのお礼状は特別な価値があります。
手書きの手紙をもらうと特別感があるため、相手に感動してもらえるはずです。
筆記用具は、鉛筆ではなく、ボールペンや万年筆を使うといいでしょう。
消しゴムで消せない字のほうが、重厚感・高級感・信頼感があります。
会っている時間は短くても、お礼状を書けば、再び思い出してもらえ、しっかり覚えてもらえます。
純粋な感謝の気持ちを持って筆を執りましょう。
「面倒くさい仕事」と思わず「楽しい仕事」と思うこと。
手書きのお礼状に時間をかけることは、自分の時間を増やすことになるのです。