「目薬は、どこに置いたのだろう」
「あの書類は、どこにしまったのだろう」
「シャーペンの替え芯はどこかに保管したけど思い出せない」
探し物の時間が長くなっていませんか。
どこかにあるのは間違いないが、それをどこにしまったか思い出せない。
探しているにもかかわらず、なかなか見つからず、探し物に時間を取られることがあります。
探し物の時間とはいえ軽視できません。
1回は短い時間であっても、頻度が重なると、大きな時間になります。
1日の貴重な時間を探し物のせいで失うのはもったいないことです。
探し物の時間は、生産性のある時間でもなければ、クリエイティブな時間でもありません。
無駄な時間であり、意味のない時間であり、なければないほどいい時間です。
探し物ばかりしていると、大きな時間を費やすことになるでしょう。
探し物をしているせいで、エネルギーが削られ、本業に支障が出ては笑えません。
探し物の時間が目立っていないか、自分の生活を振り返ってみてください。
探し物をする頻度が多かったり、探し物がなかなか見つからなくて時間を取られたりしているなら、理由はただ1つ。
掃除と整理整頓がおろそかになっているのです。
掃除と整理整頓がきちんとできていないと、部屋が散らかり、探し物が大変になります。
脱いだ服が置きっぱなしになっていたり、飲み終わったジュースの缶が放置されたりしていませんか。
無造作に物が散乱していると、どこに何を置いたのかはっきり思い出せず、探すときに困ります。
なかなか思い出せないことで、ストレスも感じます。
掃除と整理整頓は、見える部分だけ行うのではありません。
タンスの中・戸棚の中・引き出しの中など、見えない部分も含めて行う必要があります。
掃除や整理整頓は、見えるところばかり気を取られず、見えない部分にも注意を向けましょう。
「きちんと掃除と整理整頓をしている」
そう思っているにもかかわらず、探し物に時間がかかっているなら、実際は「しているつもり」になっているだけかもしれません。
いま一度、部屋の掃除と整理整頓をしっかり行いましょう。
掃除と整理整頓は、時間が空いたときにするのではなく、定期的に行うことが大切です。
なかなか思うように実行できないなら、あらかじめスケジュールに入れておきましょう。
手帳やカレンダーに「予定」として書き込めば、具体性が増して、行動に移しやすくなります。
掃除と整理整頓ができれば、探し物もすぐ見つかります。
探し物の時間がゼロになれば、理想です。
たとえ探し物の時間をゼロにできなくても、減らすことならできるはずです。
限りある時間を大切な仕事に当てることができ、1日の時間を有効活用できるようになるのです。