「時間がないから、いい時間を過ごせない」
そう思っているなら誤解です。
たしかに「余裕」という意味では、時間は少ないより多いほうがいいでしょう。
何をするにも、ある程度の時間は必要です。
時間が多ければ多いほど余裕が生まれ、できることが増えます。
時間は、幸せの4大要素の1つでもあります。
時間があるから自由が生まれ、自由があるから幸せを実感できます。
では、時間がなければいい時間を過ごせないかというと、それは違うのです。
時間がなくても、工夫と心がけによって、いい時間を過ごすことが可能です。
そのポイントは「集中力」にあります。
たとえば、旅行です。
「時間がないから旅行を楽しめない」と考えるのは誤解です。
しっかり旅行に集中することです。
旅行の時間すべてを、心のシャッターで見るようにすれば、どれも感動の瞬間になるでしょう。
たった1泊の旅行であっても、食事・風景・出会いなど、一つ一つに集中すれば、たっぷり楽しめます。
1泊すら厳しいなら、日帰り旅行を楽しめばいいのです。
日帰り旅行であっても、集中することで心から楽しめれば、すてきな思い出になります。
たっぷり楽しめば、日帰り旅行が一生の思い出になることもあるでしょう。
好きな人とのデートも同じです。
「時間がないからデートを楽しめない」と考えるのは誤解です。
時間がないぶんだけ集中して、濃密なデートを楽しめばいいのです。
コミュニケーション、エンターテインメント、スキンシップ。
お互い集中ができれば、短い時間でも有意義な時間を過ごせるでしょう。
考え方によっては「短いデートだから盛り上がる」とも言えます。
適度なタイムプレッシャーがあると、集中しやすくなります。
「いい時間を過ごすには十分な時間が必要」というのは誤解です。
「時間がないからダメ」という弱音を吐かないでください。
時間がなくても、いい時間を過ごせます。
時間は「量」ではなく「質」です。
集中力を高めることで、時間の質を上げてください。
「時間がないぶんだけ、集中力を大切にして質を上げる」と考えましょう。
集中することで時間の質が上がれば、短い時間でも素晴らしい時間を送れます。
1分が10分のようになり、10分が1時間のようになります。
事実上、時間が増えたのと同じ効果が得られます。
時間がなくても、いい時間を過ごせるのです。