「仕事になかなか集中できません」という人がいます。
そういう人によく見られるのは「通知機能がオンになっている」というケースです。
たしかに通知機能は便利です。
メールでもSNSでも、受信があった瞬間、リアルタイムで知らせてくれます。
日頃から早い返信を心がける人にとって便利な機能ではありますが、落とし穴もあります。
「集中力」という点では確実に悪影響なのです。
パソコンであれば、通知のポップアップが表示されます。
スマホであれば、通知音が鳴ったり、バイブでぶるぶる震えたりします。
小さなことですが、積み重なると侮れません。
日頃からたくさんメールを受け取っている人は、気が散る回数も増えていき、集中力が奪われます。
しかも「どんな内容だろう?」と気になるため、なおさら集中力が奪われるのです。
多くの人が「ただの通知」と軽視しますが、集中力への悪影響は大きなものがあります。
通知機能は、集中力の大敵です。
メールの通知機能はリアルタイム性があって便利ですが、集中力を奪うデメリットは頭に入れておく必要があります。
集中力を大切にしたいなら、メールの通知機能はオフにしておくのがベストです。
仕事でも勉強でも、目の前のことに集中したいなら、その間は通知機能をオフするのがいい。
もちろんずっとオフにするわけではなく、集中タイムのときオフにするだけです。
やるべきことが終われば、再びオンに戻します。
「緊急の連絡があったらどうするのか」と不安に思うかもしれませんが、緊急の連絡はそうそうありません。
実際のところメールもSNSも、リアルタイムで知る必要はないはずです。
気づくのが少し遅くなっても、日常生活に何の支障もありません。
「あったら便利」ということは「なくても大丈夫」ということ。
ビジネスでは即レスが大切といわれますが、大切なのは「即レス」ではなく「24時間以内の返信」です。
自分の都合の良いタイミングでチェックすればいいこと。
仕事や勉強が一段落したらチェックしても、十分間に合うはずです。
通知をオフにするのは少し勇気がいりますが、集中力を大切にしたいなら、オフにするのが正解です。