ビジネスメールで差をつけるには、どうすればいいのでしょうか。
それは「拝受のメール」にあります。
ビジネスメールは、24時間以内に返信するのがマナーです。
翌日が休日・祝日の場合は、その翌営業日で計算します。
ビジネスではスピードが命です。
プライベートならメールの返信が遅くなってもいいですが、ビジネスでは早い返信を心がけるに越したことはありません。
24時間を超えると、相手は「きちんとメールが届いているだろうか」「メールを見落としていないだろうか」と不安を覚えます。
48時間を超えると、不安が心配に変わります。
72時間を超えると、心配からいらいらに変わります。
あまりにメールの返信が遅いと、不信感を与えることになり、ビジネスに支障を来します。
たかが返信とはいえ、軽視できません。
24時間以内の返信を心がけることで、スピード感のあるやりとりを実現できます。
さて、問題なのは、24時間以内に返信できない場合です。
調整が必要だったり考慮しなければいけないことがあったりなど、正式な回答までに24時間を超えることがあるはずです。
そんなときは「拝受のメール」を送りましょう。
「メールを拝受いたしました。確認に時間がかかるためお時間を頂戴いたします。○○月○○日までにご回答を差し上げます」
「拝受したこと」と「いつまでに正式な回答ができるのか」の2点を伝えます。
24時間以内に正式な回答はできなくても、拝受のメールを送ることならできるはずです。
こうすれば、相手はひとまずレスポンスを受信できるので安心できます。
正式な回答までに時間がかかっても、気をもむことなく待てるのです。
以上のことをまとめると、次のルールとなります。
「メールの返信は24時間以内を心がける。24時間を超える場合は拝受のメールを心がける」
これができるのは、10人に1人です。
実際のところ、ほとんどの人ができていません。
逆に言うと、これがきちんとできれば、あなたは10人に1人の存在になれます。
「メールが早い」という好印象を与えられ「○○さんはメールが早い」という評判が広がるでしょう。
そして周りと明らかな差をつけられるのです。
シンプルなルールですが、印象アップの効果は抜群です。
ビジネスメールで差をつけるポイントは「拝受のメール」にあるのです。