企業からの電話は、非通知でかかってくることがあります。
非通知の受信拒否をしているなら、企業からの電話が受けられるよう、あらかじめ解除しておくと安心です。
電話に出られなかったときのことも考え、必ず留守番電話の設定もしておきましょう。
さて、ここで素朴な疑問が湧きます。
なぜ企業は、非通知で電話をかけてくることがあるのでしょうか。
電話番号が表示されたほうが、相手を把握できたりかけ直しができたりなど、都合がよいように思えます。
「身元を明かしたくない事情が企業にあるのだろうか」と思いますが、そうではありません。
実は、少し複雑な事情があるようです。
一般的な家庭では、1つの家庭につき、1つの電話番号ですね。
ところが大きな企業の場合、かけ直したとしても、かけた相手にすぐつながるとは限りません。
フロアや部署などが多く、どの社員が電話をかけたのか、特定するのが困難である場合があります。
また1つの企業につき、電話回線が複数あることも珍しくありません。
電話の設定によっては、通知された番号にかけ直しても、別のフロアや部署につながる場合もあります。
企業に手間をかけるだけでなく、応募者もたらい回しにされる可能性があり、両者にとっていいことはありません。
そこで、あえて非通知として電話をかけることがあるのです。