あなたは自己PRと聞いて、どんな印象を受けますか。
「必死に自分をアピールしなければいけない」
「少しでも印象に残るようなアピールをしなければいけない」
「お寺で修行した経験は、自己PRに使えるか」
「山登りをした経験は、自己PRに使えるか」
「自転車旅行の経験は、自己PRに使えるか」
自己PRでは、自分の長所を説明します。
このとき、抽象的な言葉で説明しようとしていないでしょうか。
「社交性があります」「協調性があります」「パソコンが得意」などです。
エントリーシートや履歴書で必要なのは、自己PRと志望動機。
自己PRと志望動機は、わかりやすく書くことが求められます。
しかし、採用担当者は、書かれていることをすべて読んでくれるとは限りません。
あなたの自己PRを振り返ってみてください。
履歴書や面接では、難しい言葉や表現は使わないのが鉄則です。
その代わり、平易な言葉を駆使して、表現を深めます。
「大学では、○○を学びました」
自己PRや志望動機で、よく聞かれる一言です。
もちろん大学で学んだことは、本人の特徴の1つです。
皆勤賞とは、無遅刻・無欠席のときに受賞される賞です。
もし、皆勤賞の受賞歴があるなら、履歴書や面接でアピールできます。
皆勤賞は、高い評価を得やすい特徴があります。
自己PRは、いくつ紹介すればいいのでしょうか。
自己PRをたくさん紹介したほうが、魅力を感じて、印象深くなると思うかもしれません。
たとえば、体力と語学力に自信があるなら、両方を紹介したくなるでしょう。
自己PRとは、自分の強みや得意を紹介することです。
採用担当者も、応募者の自己PRを楽しみにしていることでしょう。
特にうまくできる能力があれば、存分にアピールすることが大切です。
自己PRでは、アピールの1つとして、業績を紹介します。
立派な資格、リーダーの経験、表彰された実績など、誇りとなる話をすれば、面接官の印象にも残るはずです。
さて、業績を紹介したいと思えば、高校時代や中学時代に遡って話もしたい人もいるでしょう。
自己PRは、見方を変えれば、自慢のようです。
自分のよい面だけを、少し偉そうな態度で説明します。
「あれもできます。これもできます。今までこんな結果を出してきました」
「長所は、たくさんなければいけない」と思い込んでいませんか。
たしかに長所がたくさんあるのは素晴らしいのですが、その限りではありません。
もし「これなら誰にも負けない」という長所なら、1つでも十分です。
自己PRでは、学びにつながった経験談を通してアピールすることが大切です。
その経験談の1つとしてよく挙げられるのは、アルバイトです。
コンビニ、居酒屋、カフェ、レストラン、スーパーマーケット、ショップの販売員。
アルバイトに励んでいたことをアピールするときに注意したいことがあります。
次のような言葉を見聞きしたとき、率直にどう感じますか。
「学生時代は、アルバイト一色でした」
短所は、裏返せば、長所になります。
「頑固」は「こだわりが強い」と言い換えられます。
「人の話を聞かない性格」は「自主性の強い性格」と言い換えられます。
今まで自分の強みと言えば「実績」を軸に探すのではないでしょうか。
受賞・制作物・高得点などです。
もちろん実績もアピールの1つになりますが、別の視点から探すと、意外なアピールポイントを発見できる場合があります。
面接の自己PRでは、自信が大切です。
自信を持って発言すると、言葉に説得力が生まれます。
目を輝かせながら胸を張って「英語が得意です」と言えば、普通に話すよりアピールが強くなるでしょう。
「大学時代に大きな結果を残せていない」
立派な賞や活動実績などがあればいいのですが、特にない人もいるでしょう。
そんなときこそ、学業です。
格言とは、戒めや教訓などを、簡潔に表現した言葉です。
格言を使えば、言いたいことがわかりやすく伝わるメリットがあります。
また、立派な発言をしている印象も与えられ、説得力も強くなりそうな気がするでしょう。
自己PRでは、経験や技能などを中心に紹介します。
自分をアピールする場ですから、やはり経験や技能を強調させることで、相手に印象付けることができます。
さて、経験や技能の紹介もいいのですが「あること」を加えると、自己PRがより印象深くさせることができます。
自己PRや志望動機は、具体的であることが大切です。
具体的であればあるほど、様子がはっきり想像しやすくなるため、説得力に変わります。
自己PRや志望動機は「具体的になっているか」という見方で確認することが大切です。
自己PRでは、体験談を交えて話すことが大切です。
実際に体験したことは、強い説得力があり、印象的になります。
自分の強みや得意は、体験談を交えて話すのが、自己PRの定番です。
自己PRといえば、多くの人が技能に注意を向けがちです。
語学を操る能力や、パソコンを使いこなせる技術などです。
技能は、実務に直結している場合が多いため、自己PRの絶好のネタになるでしょう。
自己PRは、聞き方によっては、自己主張になりがちです。
「私は積極的です」「私は明るい性格です」などの自己PRばかりでは、うるさく感じないでしょうか。
もちろん話は理解できます。
響きのいい言葉だけを並べるのでは、自己PRが伝わりません。
伝えるというのは、描写させるということです。
自己PRを聞いた面接官の頭に、イメージが浮かんでいるかどうかです。
得意や強みをアピールするのが、自己PR。
ただし、得意や強みだけ強調する表現には要注意です。
都合のいいところばかり伝えても、なかなか信用してもらえません。
アピールの1つとして、これまでの実績を見てもらいたい場合があります。
たとえば、デザイン関係の企業に就職したいとします。
絵や商品など、これまでの作品実績を見てもらうことで、能力のアピールになります。
就職活動で必要な自己PRと志望動機。
就職活動では、自己PRや志望動機が、履歴書と口頭で異なる状況が発生する場合があります。
たとえば、履歴書を企業に送った後に履歴書を見直すと、よりふさわしい内容が浮かぶことがあります。
面接では、自己PRをして終わりになることはありません。
自己PRの後は、その内容について詳しく聞かれるのが定番の流れです。
いわゆる、突っ込みです。
自己PRの内容は、人それぞれです。
強みや得意は人それぞれですから、自由に表現していいでしょう。
注意点や重要なポイントさえ押さえておけば、構成に決まりはありません。