昼食後の2時間は、頭を使う仕事を入れないようにしましょう。
昼食後、頭がぼうっとしたり眠気や倦怠感が襲ってきたりした経験はないでしょうか。
昼食後は食べたものを消化・吸収するため、内臓の活動が活発になり、一時的に脳の血流量が低下します。
そのため昼食後の2時間は、集中力や思考力が低下して、スムーズな仕事が難しくなるのです。
そのうえ思考力や集中力の低下による影響から、仕事のミスも増えやすいタイミングです。
無理に仕事を進めても、頭がぼうっとして思うように集中できず、苦労させられるでしょう。
仮眠やカフェインを取らないかぎり、なかなか解決が難しい。
特に昼食をがっつり食べた後は、思考力も集中力もがた落ちです。
簡単なミスをして、仕事の修正も増えてしまいがちです。
「気合で乗り越える!」「体にむちを打って頑張る!」という根性論もありますが、できればやめておきたい。
いくら本人がそうしたくても、体の自然な生理反応には逆らえません。
自分にむちを打って頑張ると、ストレスが増えるばかりです。
ちょっとしたミスが大きなトラブルに発展しかねません。
体の生理反応には素直に従うのがベストです。
「昼食後の2時間は頭がスムーズに回らない時間帯だから仕方ない」と諦めるのが賢明です。
昼食後の2時間は、頭を使う仕事を避けておきましょう。
思考力や集中力を必要としないシンプルな仕事が適切です。
たとえば、書類の整理、机周りの掃除、メールのチェック、情報収集、簡単な資料作成です。
簡単な雑用やシンプルな仕事であれば、無理なく行えるでしょう。
体のリズムには素直に従うのがベストです。
体の自然な生理反応に逆らうより、素直に従って仕事をするほうが、物事がスムーズに進み、ストレスも小さくなります。
仕事のタイミングを少し調整するだけです。
急ぎの仕事もあるかもしれませんが、調整できる仕事は調整します。
体の生理反応を考えたスケジュールを立てることで、1日のスケジュールがスムーズに進むようになります。
時には午後一に大事な仕事が設定されていることもあるかもしれません。
たとえば、ランチタイム直後に重要な会議や打ち合わせが入っていて、避けられないことがあるのではないでしょうか。
そんなときは「昼食を軽く済ませる」「昼食を抜く」で乗り切ってください。
昼食を軽く済ませば、血糖値の上昇が抑えられるため、眠気や倦怠感といった悪影響を小さく抑えられます。
300キロカロリー以下の昼食であれば、大きな悪影響に苦しむことはないでしょう。
場合によっては、昼食を抜くのもありです。
空腹感はありますが、人によっては苦痛に感じられず、むしろ快適に仕事ができる場合があります。
少し特殊なケースですが、そういう方法も検討してみる価値はあるでしょう。