公開日:2023年1月30日
執筆者:水口貴博

仕事のトラブルを避ける30の方法

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質問を質問で返すのは、要注意。

質問を質問で返すのは、要注意。 | 仕事のトラブルを避ける30の方法

ときどき質問を質問で返す人がいます。

「失礼ですが、今、何歳なんですか?」

「いくつに見えますか?」

「食事に行きましょう。今、何が食べたいですか?」

「あなたは何が食べたい?」

「○○さんはどう思われますか?」

「××さんはどう思われますか?」

聞かれた質問に答えないまま、質問を返します。

日常会話でときどき見られるやりとりですね。

何気なく口にすることもあるかもしれませんが、質問を質問で返すのは思わぬ悪印象につながることがあるため注意が必要です。

もちろん質問を質問で返すことが一律にすべて悪いわけではありません。

質問が抽象的なときであればいいのです。

質問が曖昧でわかりにくいときは、きちんと答えられません。

1回で理解できなくて、質問を明確にするために聞き返すのなら、相手に悪印象を与えることはありません。

思慮深い回答を導き出したいケースも許容されます。

契約や法律関係に関わる場合、曖昧に答えるわけにはいきません。

慎重に考えたうえで答えなければいけないケースでは、補足情報や詳しい条件を求めるなど、質問を質問で返すケースがあります。

質問を質問で返すことが許容されるケースがあるのも事実です。

しかし、こうした合理的なケースを除き、質問を質問で返すのは、あまり良い作法ではないと考えてください。

質問を質問で返すと「質問から逃げた」「論点をずらした」「話の腰を折った」などの悪印象を与える可能性があります。

上司からの質問に質問で返すと、むっとされるでしょう。

お客さまや取引先からの質問に質問で返すと、契約は取れないでしょう。

面接で質問返しをすると、面接官は心証を害し、評価に悪影響を与える可能性があります。

質問に質問で返すことが癖になっていると、思わぬマイナス影響を及ぼすことが少なくありません。

悪気はなくても、相手から感じが悪いと思われ、思わぬ反感を買う恐れがあるのです。

口癖になっているなら十分注意してください。

必要なケースもありますが、質問を質問で返すのは、できるだけ控えておくのがベターです。

自分の口癖を振り返り、心当たりがある人は、直しておくことをおすすめします。

では、質問返しときはどうすればいいのでしょうか。

相手に質問を返したいなら、自分が答えてから聞くようにしましょう。

自分が答えた後に「あなたはどう?」と聞くのであれば、悪印象を与えることはありません。

「私が答えたから次はあなたの番」という自然な流れになるので、相手は快く答えてくれるのです。

仕事のトラブルを避ける方法(21)
  • 合理的な理由がないかぎり、質問で質問を返すのはやめる。
最初にくだらないアイデアを出すのが、リーダーの仕事。

仕事のトラブルを避ける30の方法

  1. つまらない仕事は、ダッシュでやると、楽しくなる。
  2. 悪い報告をするとき、言い訳から始めていませんか。
  3. 仕事は「処理のスピード」より「着手のスピード」を上げる。
  4. 「できるだけ早く返信する」と思うから、遅くなる。
    「24時間以内に返信する」と思えば、早くなる。
  5. 問題解決は、紙に書き出すことから始まる。
  6. 報告や連絡が大切とはいえ、長々するのはNG。
  7. 目上の人に「はっきりおっしゃってください」と言ってはいけない。
  8. 好き嫌いはあっていい。
    好き嫌いを顔に出すのがいけない。
  9. 結果が出るまでに時間がかかるときは、中間報告が欠かせない。
  10. 仮押さえをするときは、期限を設定しておこう。
  11. 相手から返信がないのは、自分がボールを持っているせいではないか。
  12. 昼食後の2時間は、頭がスムーズに回らない時間帯。
  13. おなかがすいていないなら、お店を決める前に伝えておくのがいい。
  14. 成功者の成功を聞いて、悪口を言うことほどかっこ悪いことはない。
  15. 「お待たせしました」は、後から来る人のマナー。
  16. 最初からやり直しが必要なことは、ぶつぶつ文句を言わない。
    さっと取りかかるのがベスト。
  17. ウェブカメラの切り忘れは、本当に怖い。
  18. 考えすぎて行動できない人の解決方法とは。
  19. ペンを借りることがあれば、自分にイエローカードを出す。
  20. 質疑応答で一度に複数質問するのはマナー違反。
  21. 質問を質問で返すのは、要注意。
  22. 最初にくだらないアイデアを出すのが、リーダーの仕事。
  23. 上司や取引先の「いいですよ」を真に受けてはいけない。
  24. 相手の身だしなみを見たとき、見落としていると思われるところがあれば、早めに指摘する。
  25. 香水をつけるのは、取り扱う自信がある場合のみ。
    自信がなければ、つけない。
  26. 会議のネガティブな空気を、自席に持ってこない。
  27. 「仕事のストレスはプライベートで解消」という考えにとらわれていないか。
  28. コピーを始めるとき、忘れがちなファーストステップとは。
  29. 「野菜を食べたほうがいい」という一言には要注意。
  30. 立ち入り禁止エリアには、何が何でも立ち入らない。

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