面接では、事前に聞かれるであろう質問の返事を準備します。
予想した質問がくれば「待っていました」と言わんばかりに、すぐ答えられるでしょう。
すぐ答えたほうが、頭の回転が速い印象を伝えられるだろうと思いますが、実際はどうでしょうか。
即答は、やはり注意が必要です。
即答すると「しっかり準備した答え」という印象が強くなります。
棒読みになりやすく、気持ちも込めにくいでしょう。
答える内容が立派でも、準備したとおりに答えている印象が強くなると、面接官の心に響きにくくなるのです。
準備は大切ですが、準備しすぎている様子を見せるのも、よくないのです。
では、どうするか。
質問されたときは「はい。そうですね」と言って沈黙を2秒ほど入れてから、答えるといいでしょう。
考えているふりを見せるのです。
ふりでかまいません。
面接は、演技も必要です。
しばらく沈黙を入れてから答えることで、深く考えてから、自分の言葉で答えている印象が強くなるでしょう。
面接官に、落ち着いた印象を与えることもできます。
また、一瞬の沈黙があるだけでも、気持ちに余裕が生まれるため、失言を減らす効果もあります。
即答は避け、2秒ほど沈黙を入れてから、答えるようにしましょう。