好きなことがあるということは、嫌いなことがあるということです。
嫌いなことがあるということは、好きなことがあるということです。
どちらに転んでも、苦しみがあります。
分ける心は病気です。
分ける必要など、初めからないのです。
すべては最初から1つ、あなたさえ、1つなのです。
手は親指から小指まで、5本の指で形成されていますが、手のひらでは1つにつながっています。
親指や小指という「名前」が付けられているから、まったく別の実態があるように思えます。
親指も小指も、どちらも「手」です。
別々にあるのは幻であり、実は手のひらで1つになっています。
個々では「親指、人差し指、中指……」と別々に見えますが、全体から見ると「手のひら」という1つです。
つながっています。
5本の指ではなく、1つなのです。
分けようとするのは、人間の悪い癖なのです。