好きと嫌いの世界は、その間に境界線があります。
世界には、たくさんの境界線が引かれています。
職場、学校には、クラスという境界線。
年齢という境界線。
性別という境界線。
土地という境界線。
国境という境界線。
善悪という境界線。
世の中は、たくさんの境界線によって「区別」を作ってしまったがために「対立」も生まれてしまうようになりました。
対立を生み出した原因は、実は人間そのものなのです。
世のいざこざのすべては、境界線を引いてしまった産物です。
境界線のせいで、対立が生まれ、喧嘩が発生しています。
しかし、そもそも1つであるということに気づかなければなりません。
地球には国境という境界線が引かれていますが、地球から見れば、そもそも1つなのです。
線なんて、どこにあるのでしょうか。
善悪という区別は、人間が作った境界線です。
よい悪いという区別も、初めからあったのではなく、人間が作った境界線です。
あなたがあるように見えている境界線は、あるように見えて、実はないのです。
幻想、幻、夢なのです。
あなたは現実を生きているように思っているでしょうが、実はいまだ夢の中で生きているのです。
「境界線は実はなかったのだ」という真実に気づいたとき、初めて夢から覚めて、本当の現実が見えるようになります。