目標は、目的があって初めて存在します。
目的とは100メートルハードルでいう最後のゴールに当たります。
目標は、途中で立ちはだかるハードルに当たります。
この100メートルハードルでゴールにたどり着くためには、ハードルという目標をいくつも乗り越えていかなければなりません。
一つ一つを確実に乗り越えて、初めてゴールにたどり着くことができるのです。
もし100メートルハードルにゴールという目的がなければどうでしょうか。
途中で立ちはだかるハードルという目標は、もう目標ではなくなります。
単なる置物になります。
人生も同じことがいえます。
あなたが普段好きでしていることには、必ず途中で目標が立ちはだかります。
好きを貫いてもっと深めるために、途中で乗り越えるべき壁が出てきます。
これが目標です。
たとえばある人がダンサーになりたいと願っていた。
ダンサーになる夢(目的)を叶えるためには、そのためにやらなければならないこと(目標)がたくさん出てきます。
目標というのは、目的があって初めて存在します。
ダンサーになる夢を持った人は、ダンスの練習をしたり、学校に通ったり、必要な資金を稼ぐためにアルバイトをしたりします。
「練習」「学校」「お金」という表現を使いましたが、これらは言い換えればすべて目標となります。
目的にたどり着くためにどうしても乗り越えなければならないハードル(目標)となるのです。
この目的と目標を履き違えている人が本当に多いと感じます。
目的と目標をしっかり区別して生きるようにしましょう。
いつの間にか目標が目的に変わっていて、本来自分が向かうべき道が脱線していることがあります。
目標は目的があって初めて存在し、目標を乗り越えなければ目的にも近づけないように人生はできています。
あなたが今好きでしていることをこつこつ続けていれば、きっと将来大きな花になります。
この将来大きな花というのが、目的です。
しかし、ここまでたどり着くまでに、あなたは星の数ほどたくさんの目標を、次々と乗り越えていかなければならないのです。
この流れをしっかり想像しておきましょう。
あなたがあなたらしく生きるために、人生の大きな設計図となります。