そびえ立つ、大きなピラミッド。
そんなピラミッドを近くで見ると、実はたくさんの石の集まりからできていることがわかります。
角ばった石がたくさん集まり、大きなピラミッドが出来上がっています。
私は日本のことわざが大好きですが、特に気に入っている言葉があります。
ぜひ、紹介をさせてください。
『握れば拳。開けば手のひら。』
私が小学生のころの話です。
ある日、学校でいざこざがあり、いらいらして家に帰ったことがありました。
「憎い。悔しい。恨んでやる」
腹を立てていると、自分が一番疲れます。
腹を立てることは、意外に体力を消耗します。
精神的なエネルギーを消耗してしまうため、本当に大切な日常行為に、体力を使う余裕がなくなります。
私は小さいころ、ささいな嘘をつくたびに母からよくこんな言葉を言われました。
「貴博、嘘つきは泥棒の始まりだよ」
あなたも一度は聞いたことがある、有名な言葉ですね。
贈り物を贈る習慣は、人生を豊かにする習慣です。
なぜ人生が豊かになるかというと、物を贈るからではありません。
気持ちを送る習慣だからです。
よい成績の人は、よい大学に入学できます。
よい大学を卒業した人は、一流企業に入れます。
一流企業に入社すれば、安定した収入と生活が保障されます。
結果をすぐ求めようとする人は、成長ができない人です。
行動をたくさんして、早く成長するというなら、わかります。
汗を流して、たくさん行動をして、短時間で成長ができるというのは正当です。
間に合わせの手段でその場しのぎをしていると、本人の身になかなかつきません。
一時的な手段は、体に染み付いている成長ではありません。
その場しのぎは、やはりその場しのぎでしかなく、成長していることにはなっていません。
私は「忙しい」という人で、本当に忙しい人に出会ったことがありません。
本当に忙しい人は「忙しい」という返事すら返ってこないはずだからです。
「忙しいですか」と尋ねて、返事すら返ってこないとき「本当に忙しいんだな」と思います。
「ごめんなさい」
謝る言葉を述べた瞬間は、常にあなたが成長できるチャンスです。
相手に迷惑をかけてしまったから「ごめんなさい」と言いますよね。
親しい友人とは、楽しい会話がすぐできます。
顔見知りの人なら、話しかけやすく、話を広げやすいものです。
それはいいのですが、親しい友人としか楽しい会話ができなければ、少し問題です。
私は以前、デパートで友人かと思って話しかけたら、人違いだったことがありました。
後ろ姿がそっくりだったので、てっきり友人かと思っていました。
話しかけて振り返ると、まったく違う人。
私は早起きする人で、だらだらした人を見かけたことがありません。
早起きできる人は、間違いなくしっかりした人です。
しっかりしているから、早起きができるのです。
ヒマワリは、朝と夕では、顔を向ける方向を変えることをご存じですか。
朝には太陽の昇る東に顔を向け、夕方には太陽の沈む西に顔を向けます。
なぜ顔を向ける方向を変えるのかといえば、成長のためです。
完璧とは、100パーセントのことをいいます。
生活においても、人間関係においても、成績においても、100パーセントを求める癖を持つ人がいます。
もちろん100パーセントに近いほうが理想的です。
その昔、私は完璧主義の人間でした。
完全を求める癖があり「完全」「完璧」「100パーセント」を求める傾向がありました。
「テキトウにやってしまおう」という口癖とは無縁でした。
価値観が変わる話を、1つ、ご紹介します。
この事実を、ご存じでしょうか。
「人のために頑張る」という偽りについてです。
「いでよ、神龍。オラの願いを叶えたまえ!」
鳥山明さんの有名な漫画『ドラゴンボール』で登場する有名な言葉です。
ドラゴンボールを7個集めれば神龍が現れ、どんな願いも叶えてくれるというストーリーです。
ミカンが、甘くおいしいと感じる正体は、果汁があるからこそです。
ミカンの本質とは、果汁です。
一番大切な果汁は、普段、外に出てくることはありません。
私たちは、ときおり、過去を振り返ることがあります。
さまざまな過去を振り返りますが、なかにはつらい悲しい過去があります。
苦しい過去、思い出したくもないほどの過去があります。
「どうすればいいのか」
「どっちがいいのか」
「どれがいいのか」
新陳代謝とは、古くなった肌の角質を捨てるサイクルのことをいいます。
人間の肌が美しいのは、新陳代謝という捨てるサイクルがあるおかげです。
どんどんと古くなった肌の角質を捨てるから、新しい肌が生成されやすくなります。
私は、お化粧の濃い女性より、スッピンの女性のほうが好きです。
もちろん化粧がいけないと言っているわけではありません。
本当の顔が見える意味で、嘘のない顔は大好きです。
私がウルトラマンのお面をかぶって話をしていると、あなたは私のことをウルトラマンと思うでしょう。
「なんとなくウルトラマンとは違うな」と、気づいていても、ウルトラマンの顔をしているので、そう接するしかありません。
お面をかぶっていると、本当の顔が隠れてしまい、誤解を招いてしまいます。
ためらうという気持ちは、わからないときや自信がないときに出てきます。
勉強不足で正しい判断がつかなかったり、練習不足で大会に出場すべきか、ためらったりします。
ためらいの原因は「不足」が大本になっています。
本当の勉強とは、知識を蓄えることではありません。
知恵を身につけることでもありません。
技術を身につけることでも、お金を集めることでもありません。
人間は心でできていますから、心のやりとりは大切です。
相手からの誘いに対して、断らなければならないときがあります。
すでに約束があったり、時間がなかったりと、断る理由はさまざまです。
車の運転で、前を進もうとするとき、まず後ろの車は大丈夫か確認します。
追い越そうとしていないかと確認ができて、初めて安全に前進できます。
前を進むためには、後ろの確認も同時に必要です。
川の上流では、かどのある石が多いのですが、海に近づく下流になるほど、丸い石が多くなります。
下流で流れる川には、丸い石ころばかりです。
下流へと流れている途中でたくさんの石同士がぶつかり、そのたびに少しずつかどが取れていくからです。