私は、お化粧の濃い女性より、スッピンの女性のほうが好きです。
もちろん化粧がいけないと言っているわけではありません。
本当の顔が見える意味で、嘘のない顔は大好きです。
スッピンの顔を見ると「えっ! こんな顔だったの」と、初めは驚き、腰を抜かしてしまいます。
しかし、同時に、ほっとした安心感も覚えます。
嘘のない顔は、本当の顔です。
彼女の素顔が見られたと安心ができ、嬉しくなります。
「正直に告白しちゃうけど」と心を開いてくれたときの、あの嬉しさにそっくりです。
隠さない人には、安心を感じます。
厚い化粧をして男をおびき寄せても、お風呂上りの顔を見られて失望されてしまい、別れることになります。
なら、最初から本当の顔を見せておけばいいのです。
後から失望されるくらいなら、最初にそういう顔を見せておいたほうが、無駄なやりとりも少なくてすんだはずです。
化粧が濃い女性は、たしかに美しくてきれいではありますが「そんなに見られてはまずい素顔なのかな」と不安になります。
濃いお化粧は、それだけ何か悪いものを隠している姿にも映ってしまうのです。
女性には、理解されていない人が多いのですが、男性は一般的に厚化粧の女性は苦手です。
なぜ苦手になってしまうのかというと、物理的な化粧の厚さだけではありません。
一生懸命に本当の顔を偽り、嘘をついている顔に見えてしまうから、苦手意識が働いてしまうのです。