ビジネスでは、名刺交換の場面とはいえ、渡せない状況があります。
うっかり名刺を持参し忘れたり、切らしてしまっていたりなどです。
あってはならない状況ですが、可能性としてゼロではありません。
普通なら「申し訳ございません」「ただ今、名刺を切らしていまして」などの謝罪で済むところ。
仕方なく、相手の名刺を受け取るだけになりますが、中には謝罪だけでは不十分の場合もあります。
たとえば、その渡せなかった相手が、重要な取引先ならどうでしょうか。
相手は「大丈夫ですよ」と言ってくださるかもしれませんが、社交辞令かもしれません。
名刺交換は、ビジネスの基本。
基本だからこそ、そこに不手際があると、一気に印象が悪くなる場合があります。
もし名刺を渡せなかった状況があれば、後から名刺を郵送しましょう。
帰社後、すぐおわびの手紙と名刺を同封して、郵送するのです。
本気でわびる気持ちがあれば、郵送も、速達を検討してもいいでしょう。
そこまでするかどうかは、あなたしだいです。
切手代や手間暇もかかりますが、名刺を渡せなかったのは自分の落ち度です。
少しでも謝罪したい気持ちがあれば、そうしたマナーも、心がけていいのではないでしょうか。
また、こういう事態を防ぐためにも、普段から名刺は多めに持参しておくことが大切です。
特に重要な相手と会うことがわかっているなら、名刺も重要書類のように、しっかり持参することが大切です。