執筆者:水口貴博

名刺交換の30のマナー

16

なぜ名前の確認は、名刺交換のタイミングが最適なのか。

なぜ名前の確認は、名刺交換のタイミングが最適なのか。 | 名刺交換の30のマナー

相手の名前を確認するなら、名刺を交換するタイミングが最適です。

名刺をいただいたとき、名前の読み方がわからなければ、きちんと確認しましょう。

読み方に自信がない場合も、念のため確認しておくほうが安心です。

「名前は、どうお読みすればよろしいでしょうか」と尋ねればいいだけです。

名前を確認するのは、まったくマナー違反ではありません。

個人を尊重する様子がうかがえるため、相手は快く答えてくれるでしょう。

後で確認してもいいのではないかと思いますが、やはり名刺交換のタイミングが最適です。

なぜ名前の確認は、名刺交換のタイミングが最適なのか。

それは、話し合いの集中と活性化に関係するからです。

  • 集中

名刺交換が終われば、真剣なビジネスの話し合いが始まります。

雰囲気が変わり、活発な意見交換が始まるでしょう。

その際、相手に名前を確認する話題を出すのは、マナー違反ではありませんが、雰囲気に悪影響を及ぼすことがあります。

話がそれたり、真剣な空気を乱したりする場合があるのです。

名刺交換の際に名前を確認しておけば、名前の確認で話がそれることがありません。

話し合いに集中しやすくなるのです。

  • 活性化

相手の名前をきちんと把握しておけば、話し合いでは、名前を堂々と使って会話できます。

「○○さんは、どうお考えですか」「○○さんのおっしゃるとおりです」など、積極的に相手の名前を活用しましょう。

誰でも自分の名前を呼んでくれると、嬉しく感じるもの。

その結果、話し合いをより活性化させ、有意義な展開に持ち込める効果があるのです。

名刺交換のマナー(16)
  • 名前は、名刺を交換するタイミングで、確認する。
余裕があると、ちょっとした一言を加えると、話が弾みやすい。

名刺交換の30のマナー

  1. たかが名刺交換、されど名刺交換。
  2. まず名刺を持たなければ、ビジネスが始まらない。
  3. 名刺を切らすと、自己紹介も中途半端になる。
  4. 名刺入れは、どう自分を見てもらいたいかを考えて、選ぶ。
  5. 兼用タイプの名刺入れは、相手に与える印象を考えたうえで、使用を検討する。
  6. 名刺を、財布やズボンのポケットから取り出さない。
  7. 名刺入れは、どこに入れておけばいいのか。
  8. 名刺を差し出すのは、原則として、立場の低い人から。
  9. 机を挟んで、名刺交換をしない。
  10. 名刺を受け取ったときの指の位置に注意。
  11. 両手で受け取った名刺を確認するとき、胸より下で見るのはマナー違反。
  12. 無表情による名刺交換は、誤解を与えやすい。
  13. 完全にきれいな名刺を渡すのがマナー。
  14. 名刺交換で見落としがちなのが、姿勢。
  15. 名刺をすぐ取り出せず、先を越されてしまった。
  16. なぜ名前の確認は、名刺交換のタイミングが最適なのか。
  17. 余裕があると、ちょっとした一言を加えると、話が弾みやすい。
  18. 受け取った名刺は、直接机の上に置かない。
  19. 相手の目の前で、相手の名刺にメモを書き込まない。
  20. 一度に複数人と名刺交換したとき、名刺入れの上には誰の名刺を置くか。
  21. 気づかないうちに、頂いた名刺で手遊びしていませんか。
  22. 初対面の社員同士の場合、名刺交換は必要か。
  23. 関係ない人まで、名刺を渡しすぎない。
  24. 複数人と名刺を交換するときの、ちょっとしたテクニック。
  25. 名刺のマナーを、手抜きしていい場面はない。
  26. 重要な相手にもかかわらず、名刺を渡せなかった場合の対処。
  27. 複数の肩書があるなら、名刺も名刺入れも、複数あっていい。
  28. せっかく名刺を頂いても、名刺入れに入れたままでは、十分生かせない。
  29. 名刺を捨てるときにも、マナーがある。
  30. 名刺の受け渡しの流れ。

同じカテゴリーの作品

2:21

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION