執筆者:水口貴博

名刺交換の30のマナー

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複数の肩書があるなら、名刺も名刺入れも、複数あっていい。

複数の肩書があるなら、名刺も名刺入れも、複数あっていい。 | 名刺交換の30のマナー

ビジネスマンには、複数の肩書を持つ人もいるでしょう。

「複数の肩書を持つ人なんているのか」と思いますが、まったく珍しいことではありません。

営業をしながら、開発もしている状況は、よくあること。

自営業なら、いくつかの才能に恵まれ、幅広く仕事をこなしている人もいるでしょう。

システムエンジニアとしても仕事をしつつ、デザイナーとしても仕事をしている。

そんな複数の肩書を持つ人もいるはずです。

もし、複数の肩書がある場合、名刺の扱い方には、次の2つの方法があります。

  1. 1枚の名刺に、複数の肩書を書く
  1. 肩書に応じて、別々の名刺を持つ

もちろん決まりはなく、どちらでもかまいません。

一般的には1枚の名刺に、複数の肩書を書くほうが多いでしょう。

荷物を減らしたければ、やはり1枚に済ませたほうが確実に楽です。

しかし名刺というツールは、単なる自己紹介だけでなく、自分のイメージを伝える役目もあります。

もし、より的確なイメージを伝えたければ、肩書に応じた名刺と名刺入れを別々に持つのも一案です。

たとえば、システムエンジニアの肩書で仕事をする場合、信用や責任などを重んじた名刺や名刺入れが好ましいでしょう。

一方、デザイナーの肩書で仕事をする場合、凝ったビジュアルを強調させた名刺や名刺入れが適切でしょう。

肩書に合った名刺を使えば「専門家」というイメージをより強調できるでしょう。

状況によって、複数の名刺を使い分ければ、ビジネスもより快適になるはずです。

名刺交換のマナー(27)
  • 複数の肩書があるなら、名刺も名刺入れも、複数準備する。
せっかく名刺を頂いても、名刺入れに入れたままでは、十分生かせない。

名刺交換の30のマナー

  1. たかが名刺交換、されど名刺交換。
  2. まず名刺を持たなければ、ビジネスが始まらない。
  3. 名刺を切らすと、自己紹介も中途半端になる。
  4. 名刺入れは、どう自分を見てもらいたいかを考えて、選ぶ。
  5. 兼用タイプの名刺入れは、相手に与える印象を考えたうえで、使用を検討する。
  6. 名刺を、財布やズボンのポケットから取り出さない。
  7. 名刺入れは、どこに入れておけばいいのか。
  8. 名刺を差し出すのは、原則として、立場の低い人から。
  9. 机を挟んで、名刺交換をしない。
  10. 名刺を受け取ったときの指の位置に注意。
  11. 両手で受け取った名刺を確認するとき、胸より下で見るのはマナー違反。
  12. 無表情による名刺交換は、誤解を与えやすい。
  13. 完全にきれいな名刺を渡すのがマナー。
  14. 名刺交換で見落としがちなのが、姿勢。
  15. 名刺をすぐ取り出せず、先を越されてしまった。
  16. なぜ名前の確認は、名刺交換のタイミングが最適なのか。
  17. 余裕があると、ちょっとした一言を加えると、話が弾みやすい。
  18. 受け取った名刺は、直接机の上に置かない。
  19. 相手の目の前で、相手の名刺にメモを書き込まない。
  20. 一度に複数人と名刺交換したとき、名刺入れの上には誰の名刺を置くか。
  21. 気づかないうちに、頂いた名刺で手遊びしていませんか。
  22. 初対面の社員同士の場合、名刺交換は必要か。
  23. 関係ない人まで、名刺を渡しすぎない。
  24. 複数人と名刺を交換するときの、ちょっとしたテクニック。
  25. 名刺のマナーを、手抜きしていい場面はない。
  26. 重要な相手にもかかわらず、名刺を渡せなかった場合の対処。
  27. 複数の肩書があるなら、名刺も名刺入れも、複数あっていい。
  28. せっかく名刺を頂いても、名刺入れに入れたままでは、十分生かせない。
  29. 名刺を捨てるときにも、マナーがある。
  30. 名刺の受け渡しの流れ。

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