名刺交換の場面とは、ビジネスの場だけとは限りません。
堅苦しい名刺のマナーですが、比較的、雰囲気が柔らかい状況もあります。
ビジネスではなく、プライベートで名刺交換をすることもあるでしょう。
友人との名刺交換なら、軽い気持ちで名刺交換ができますね。
しかし、たとえプライベートであっても、やはり最低限の名刺マナーは意識したほうが賢明です。
ビジネスで影響していなくても、人間関係に影響するかもしれないからです。
片手で受け取ったり、いただいた名刺を目の前で折り曲げたりするのは、やはりマナー違反。
相手は気にしない様子でも、心の奥では傷ついているかもしれません。
たとえ、お酒で酔っていても、考え方は同じです。
気持ちが緩んで、少しくらい適当でもいいだろうと油断しやすくなりますが、よくありません。
名刺とは、その人の分身です。
名刺を軽く扱うというのは、相手を軽く扱うということ。
名刺を汚したり折ったりすれば、それに値する失礼を相手に犯しています。
きちんと両手で受け取りましょう。
いただいた名刺に、相手の目の前でメモするのも控えます。
名刺は、名刺入れから取り出し、いただいた名刺は、きちんと名刺入れに入れます。
名刺のマナーを、手抜きしていい場面はないのです。