多くの時間管理術の書籍に目を通していると「自分でリズムを作る」ということが多く書かれています。
もちろん自分の力で時間のリズムを作ることはできます。
気持ちが乗るリズムを作ったり、調子を作って出したりします。
未来に何が起こるかなんてわかりません。
その場の状況に応じて臨機応変に対応する人がいます。
成り行きに任せて、人生を満喫したい人もいるでしょう。
あなたには1週間のリズムがありますか。
毎日が同じ1日、ということはありません。
同じと思える毎日も、1週間を単位に、性格を変えています。
「貴博、ちょっと来て」
勉強に集中しているとき、突然、母の声が聞こえてきました。
「何の用だろうか」と思って行ってみると「お風呂の湯加減を見てほしい」という手伝いでした。
受験は、人生を左右する大事な時期です。
密度の高い時間を送っています。
しかし、受験時代はなかなかそれに気づけない。
調子が出ないとき、あなたならどうしていますか。
「調子が出ないときは休憩」
おや、ちょっと待ってください。
受験中の睡眠に関して、私の経験上、1つアドバイスがあります。
「勉強の進み具合がどんなに悪くても、睡眠時間だけは削らない」というアドバイスです。
遅れた勉強を取り戻すために睡眠を削ると、むしろ悪化します。
次のような言葉を聞いたことがありますか。
「集中できないから休む」
「やる気が出ないから休む」
時間管理をする受験生にとって、カレンダーは必需品です。
カレンダーがあるとないとでは、時間に対する意識がまったく異なります。
1時間単位の進み具合は、時計でチェック。
時間管理では、当然ですが時計は欠かせない存在です。
時間管理は、時計なしでは語れませんね。
そんなあなたは、時計にどんなものを選んでいますか。
小学生のころ、視力は両目とも1.5ありました。
中学のころも視力を維持し続けていましたが、最初に変化があったのは、高校1年の冬ごろからでした。
本腰を入れて受験勉強をするようになってから、視力が急激に低下しました。
受験勉強とは、知識力や理解力だけを問う試験ではありません。
試験で高得点を取るには、あらかじめ勉強する必要があります。
知っていれば点が得られ、理解ができていれば点が得られます。
テストでは、教科書から均等に出題されるわけではありません。
1つの科目の中でも、試験に出やすいところと、そうでないところがあります。
たとえば、歴史試験です。
なぜか突然、やる気が出てくる瞬間があります。
典型的な例でいえば、やる気のある友人と一緒にいるときです。
友人の一生懸命に勉強している姿に刺激を受け、急に自分も勉強がしたくなるときがあります。
リズムのよい生活習慣では「早寝・早起き」が基本です。
「早起きは三文の徳」という格言は大変有名ですね。
早く起きることで、ほかの人より早く行動ができ、結果として得を得られやすいということです。
あなたの机の上には何が置かれていますか。
自分の机は、さまざまな一面を持ちます。
勉強をするための机になったり、食事をするための机になったり、漫画や雑誌を読むための机になったりとさまざまです。
日中、眠かったり疲れたりして、仕方ないときがあります。
特に昼食の後は、眠くて勉強になりません。
また、学校から家に帰った直後も、酷使し続けた脳がオーバーヒートをし始める時間です。
「ただいま!」
学校から家に帰ったとき、あなたが次にしていることは何ですか。
たいていの人は、学校での勉強疲れで一休みをしている人がほとんどでしょう。
受験中の集中力を乱す敵は、家の外ばかりとは限りません。
家の中に潜んでいます。
あなたの親です。
朝に弱い人がいます。
人によっては、朝に強い人と弱い人がいます。
低血圧の人は、朝、起きてエンジンがかかるまでに多少時間がかかります。
受験生の意外な必需品といえば、シャワーです。
熱いシャワーがあるかないかで、受験期における勉強のはかどり具合に天と地の差ができると言っても過言ではありません。
特に、朝が弱い人にはおすすめです。
重い腰ほどなかなか上がりません。
電車と同じように、動き始めるまでがエネルギーも時間も必要です。
しかし、重い腰をいかに早くあげるかで受験生との間に差ができます。
受験生が失敗する典型は、勉強を「根性で乗り切ろう」とすることです。
古風な人や頭が固い人は「根性」という言葉が大好きです。
また、無限にあるような時間と若さの勢いがあるゆえに「根性があれば何とかなるだろう」と甘く見てしまいます。
受験生で最も差がつきやすい季節をご存じですか。
一般的には「真冬」と「真夏」だといわれています。
春や秋は、気温が比較的快適ですから勉強もやりやすい季節です。
勉強への能率は、ささいなアイテムによって助けられることが多いです。
真夏や真冬は、やる気が低下しますが、エアコンがあれば解決します。
個人の努力で天気を変えることはできませんから、部屋の温度を調整する機器があればいい。
受験生の中には「勉強の準備」に、長い時間をかける人がいます。
たとえば、自分専用の英単語帳を一生懸命に作っている人です。
知らない英単語だけ別のノートに抜き出して、チェック用に使おうと思っているようです。
学生時代のある日、家族旅行にいこうという話になりました。
話し合った結果「広島」に決まりました。
小学校の修学旅行ですでに行ったことがありましたが「もう一度行ってみたいな」という気持ちがありました。
受験生はいつも、3つの「足りない」を感じています。
(1)勉強が足りない
(2)時間が足りない
「なぜか寝られない」
「眠気がない。しばらく眠れそうにない」
そんな経験はありませんか。
時間は、不思議な性質を持ちます。
時間がないと思えば、本当になくなります。
実際には時間があっても、あなたの思いのとおりに変化します。