執筆者:水口貴博

受験生の時間とスケジュール管理術

29

眠れない夜は、参考書を睡眠薬の代わりにすればいい。

眠れない夜は、参考書を睡眠薬の代わりにすればいい。 | 受験生の時間とスケジュール管理術

「なぜか寝られない」

「眠気がない。しばらく眠れそうにない」

そんな経験はありませんか。

明日も勉強があるし「早く寝なくてはいけない!」と思います。

しかし「寝よう寝よう」と焦れば焦るほど、逆に寝られなくなります。

なぜか寝られないことがあります。

昼間は眠くなる一方、夜は寝られません。

まったくもって困った話です。

こんな笑えるような話がよくあります。

寝られないときは素直になることが大切です。

いっそのこと完全に起きてしまえばいい。

勉強してしまいます。

起きてからしようと思っていた勉強を、先に片付けてしまえばいい。

順番をちょっと変更するだけです。

時間管理としても、うまくいきます。

起きた後の勉強のことが気になっているから寝られません。

眠気がなく、頭がえているなら、できるはずです。

先に片付けることができれば、その達成感で気持ちや緊張が緩み、少しずつ眠気が襲ってきます。

参考書を睡眠薬の代わりにすればいい。

そのとき、寝てしまうのです。

受験生の時間とスケジュール管理術(29)
  • どうしても寝られない夜は、起きてからしようとしていた勉強を、先に終わらせてしまう。
時間はあると思えばある。
ないと思えばない。

受験生の時間とスケジュール管理術

  1. あらゆる時間管理術は、変えようのないリズムに合わせることから始まる。
  2. 1日のスケジュール表は、リズムを正常化させる薬のような役割を果たす。
  3. 1週間のリズムに従って、勉強計画を立てる。
  4. 勉強時間をあらかじめ宣言しておけば、勉強の邪魔をさせることもない。
  5. 今の自分は、人生を左右する大事な時期にいることを自覚する。
  6. 調子が出ないときは、調子が出るような勉強から始めればいい。
  7. どんなに調子が出なくても、睡眠時間だけは削ってはいけない。
  8. 「勉強から逃げるために休む」のと「勉強するために休む」とでは大違い。
  9. 1枚ずつめくるカレンダーより、1枚にまとまったカレンダーがおすすめ。
  10. 秒針のあるアナログ時計のメリットとデメリット。
  11. 明るい部屋で勉強するとき、必ず部屋は明るくする。
  12. 受験勉強は、自己管理能力を問う試験でもある。
  13. 勉強時間の配分は、出題率の高さに応じて調整する。
  14. 急にやる気が出れば、すぐ勉強したほうがいい。
  15. 「早寝・早起き」は嘘。
    「早起き・早寝」の順が正解だった!
  16. 勉強する時間くらいは、机の上に勉強以外の物を置かない。
  17. 日中の疲れや眠気は、短い仮眠で乗り切れ!
  18. 帰宅後の勉強は、夕食後ではなく、夕食前にするほうがいい。
  19. 親からの小言に、集中力を乱される。
  20. 朝に弱い人でも、熱いシャワーを浴びれば眠気が取れる。
  21. 眠気・疲れ・惰性は、熱いシャワーで取り払う。
  22. 学力に差ができるのは、重い腰を上げる早さ。
  23. 根性で勉強をしようとすると、失敗する。
  24. 気温は、勉強へのやる気に強く影響を及ぼす。
  25. ささいなアイテムで、勉強の能率は劇的に向上する。
  26. 勉強の準備時間を、効率よくカットできる手段を考える。
  27. 家族旅行と勉強を絡めれば、思い出も勉強もうまくいく。
  28. リフレッシュの時間くらいは、勉強のことを完全に忘れたほうがいい。
  29. 眠れない夜は、参考書を睡眠薬の代わりにすればいい。
  30. 時間はあると思えばある。
    ないと思えばない。

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