重い腰ほどなかなか上がりません。
電車と同じように、動き始めるまでがエネルギーも時間も必要です。
しかし、重い腰をいかに早くあげるかで受験生との間に差ができます。
寝起きが一番大変です。
「あと5分、あと5分」と思っているうちに、気づけば、30分以上すぎていることがあります。
「起きよう」と思った瞬間、いかに早く起きるかです。
机に座って教科書を開くまでに時間がかかります。
テレビを見終わってから机に向かおうと思っていると、ほかに気になる番組を見つけてしまい、勉強が延び延びになります。
「勉強しよう」と思ったときに、いかに早く机に向かって、教科書を開くかです。
わからない問題があって先生に聞こうと思っても「また今度会ったときに聞こう」と思います。
そう思っていると、永遠に聞けなくなります。
いざ、先生と会ったときに「何の質問だったか忘れた」という展開になるでしょう。
先生に聞きに行こうと思ったとき、すぐ聞きに行くのが一番いい。
学力の差は、重い腰をいかに早く上げるかで決まります。
最初のスタートさえ始めてしまえば、後は調子が乗り始めます。
勉強で一番大変なのは「勉強そのもの」ではなく「重い腰を上げること」です。
取りかかる時間を1秒でも早くすれば、すべてのスケジュールも1秒前倒しになるのです。