受験中の集中力を乱す敵は、家の外ばかりとは限りません。
家の中に潜んでいます。
あなたの親です。
親は顔を合わせるたびに、小言を言ってきます。
「きちんと勉強しているのか」
「勉強の計画は立てているのか」
「志望校は決まったのか」
「どんな勉強で進めているのか」
「この前のテストの出来はどうだったのか」
一つ一つは小さなことですが、積み重なるといらいらします。
なぜ、だらだら小言を言うのかというと、もちろんあなたのことを心配しているからです。
親は、あなたの将来を真剣に心配しています。
その気持ちが強いがゆえに、つい小言を言ってしまいます。
細かいことですが、受験中はささいな言葉にも敏感に反応してしまいます。
きちんと勉強しているときに限って「きちんと勉強しなさい」と言われると、かなり気が滅入ります。
ささいな言葉のせいでペースを乱してしまいます。
そんなとき、親からの小言を言われることを防ぐ方法があります。
自分の勉強計画や進み具合を、あらかじめ親に知らせておきます。
1日のスケジュール表を親に見せてください。
受験における勉強計画などを親に見せてください。
試験対策、勉強法などを親に紹介しましょう。
時にはわざとらしく自分の部屋の前に張って、親に見させる方法でもいいでしょう。
大切なことは「きちんと勉強している」という状態を見せておくことです。
親も学生時代は、あなたと同じように受験生を経験しています。
何もしていなければ親は心配して小言を言いますが、一生懸命に勉強している証拠を見せれば言葉や態度も気遣ってくれるでしょう。
小言を言う親を静かにさせることができ、勉強にも集中できるようになるのです。