多くの時間管理術の書籍に目を通していると「自分でリズムを作る」ということが多く書かれています。
もちろん自分の力で時間のリズムを作ることはできます。
気持ちが乗るリズムを作ったり、調子を作って出したりします。
自分の意志で時間を作ったり、隙間時間を集めたりして勉強時間を確保できます。
しかし、これらは二の次。
どの時間管理の書籍でも、一番大切なことが抜けています。
「リズムを作る前に、リズムに合わせる」ということです。
これが、まず大切な時間管理術です。
本当の時間管理術は、ここから始まります。
この世には、変えられない時間のリズムが、すでに2つ存在します。
「1日24時間というリズム」は、地球の自転に合わせた絶対的なリズムです。
地球の自転の速度をあなたの力では変えられない。
変えられないから合わせるしかありません。
朝になれば明るくなり、夜になれば暗くなります。
同時に学校へ行く時間と、学校から帰る時間も決まってきます。
その1日のリズムの中で、あなたがどう動くかを考えていくことが大切です。
いつ何をやるかを考え、習慣として勉強をうまく組み込むようにしましょう。
次に大切なリズムは「7日で1週間」というリズムです。
人類が作ったルールですが、いまや完全に世界共通のリズムになり、今さら変えようがありません。
一般的に月曜から金曜までは平日といえば、土日は週末といわれます。
たとえば、平日は勉強に集中し、週末は勉強を休んで気分転換に使う方法があります。
月曜から金曜は5日間です。
それぞれ英国数理社という基本5科目を、あわせて勉強してもいいでしょう。
曜日に合わせて、スケジュールを考えます。
まずこの2つのリズムに、うまく自分を乗せることが一番基本となる時間管理術です。
「1日24時間」と「7日で1週間」というリズムが、生まれてから死ぬまで延々と続きます。
この波に、うまく自分を合わせることです。
この基本リズムに乗れたうえで、その中で自分なりのリズムを作ります。
まず一番押さえておきたい、時間管理術における大前提なのです。