あなたの担任の教師は、わかりやすく授業を進めてくれますか。
家庭教師や予備校講師は別として、学校の教師は自分で決めることはできません。
わかりやすい説明をする教師に巡り合えればいいですが、巡り合えなくても大丈夫です。
世の中には、ベテラン教師がいます。
授業の内容は、教師の性格がよく映し出されます。
面白くてわかりやすく説明する先生の授業は、聞いているだけで楽しいし、未来がぱっと明るくなるような気がします。
世の中には、2種類の説明があります。
(1)わかりにくい説明
(2)わかりやすい説明
参考書とはいえ、さまざまな種類の本が書店に置かれています。
昔からある古臭い参考書もあれば、つい先日発売されたばかりの参考書もあります。
参考書で選ぶときの1つの基準になるのは「いつ発売されたか」という点です。
見通しやすいのは、本のカバーです。
カバーの主な役割は、本の美しい外観を演出したり、本屋で手にとってもらいやすくするためであったりします。
中には、カバーの上に「帯」まで付いているものさえあります。
私は今、とあるファストフード店で本を書いています。
すると、私の隣に座っている高校生らしき女性が、大きな声で英単語を音読し始めました。
英単語をはっきりしたイントネーションをつけて、比較的大きな音読をしています。
同じ参考書をずっと使い続けていると、誰しも必ずあることを感じ始めるようになります。
「この参考書だけでは物足りない。ほかの参考書が気になる」という浮気心です。
受験への焦りのためか、今使っている参考書だけでは足りないのではないかと不安に駆られます。
参考書にもレベルがあり、入門書レベルのものもあれば、応用レベルのものもあります。
まずスタートラインといえば、入門レベルからですね。
そんな数多くの入門レベルの参考書を選ぶとき、アドバイスがあります。
自分では気づきませんが、何かを始めるときには「心の声」があります。
聞こえる声ではありません。
思っていたり考えていたりするより、はるかに潜在的な小さな意識です。
入門書レベルでおすすめなのが、漫画です。
文字ばかりの参考書には抵抗があるなら、絵やグラフが豊富に含まれている漫画を活用することは大いに有効な手段です。
漫画では、絵柄が中心になるため、読みやすくて面白さがあります。
参考書の一部でわからないところがあったとしても、ころころ参考書を買い換えるべきではありません。
もちろん入門書レベルの参考書なら、ステップアップをするために、よりレベルの高い参考書へと乗り換えるのは適切です。
また、わかりやすい解説がついていると思って買ったけど、実は勘違いだったので買い換える場合もあるでしょう。
参考書は、さまざまな場所で活躍します。
家では、宿題をしながら活用しますし、学校では教科書と一緒に使うでしょう。
しかし、家に置いてあると、学校に持っていく必要があります。
問題集でよく起こりがちな失敗があります。
力試しに問題を解いて、答え合わせをした結果、いくつか間違ったところが見つかります。
正しい正解がわかった後、当然のごとく「なぜその答えになるのか」という理由を知りたくなります。
参考書を使うとき、汚れないように使ったり、折り目がつかないようにしたりしている人がいます。
参考書が一番嫌がる状態は、新品のようにきれいに使ってもらうことです。
大切に使おうとする心がけは素晴らしいですが、そもそも参考書をきれいなままにする必要もありません。
文章は読んでいると、ときどき未知の単語に遭遇します。
高校生くらいのレベルになると、教科書の解説の中でさえ、それなりに難しい単語が登場します。
「右翼の人たちが、国会審議での鍵を握る」
私は社会人になった今でも、ときどき書店の受験コーナーに立ち寄ります。
そのたびに最近の参考書は、大変よくできているので驚きます。
高校生向けの「今年の出来事の総まとめ」といった本は、某大学教授が書いた本より、はるかにわかりやすくて、ためになります。
私は、できるだけ読者に理解できるような、わかりやすい文章を心がけています。
もし、読者が理解できないなら、私の責任です。
専門的な言葉や省略した言い方などに問題があります。
私はこれまで大学受験や各種試験の勉強をした経験から、1つ思ったことがあります。
あなたが失敗する前に、ぜひ知っていただきたいので、この場を借りて紹介します。
参考書には、2種類あります。
高校2年のころ、教室は2階にありました。
1階には文具店があり、コピー機も置いていました。
近場ということもあり、そこに置いてあるコピー機はよく使っていました。
参考書を大きく分けると、2種類あります。
(1)試験範囲を網羅した長期用の参考書(1冊)
(2)苦手分野を克服するための短期用参考書(複数)
教科書以外で、勉強に必要な物といえば、参考書のほかにもう1つあります。
辞書です。
英語辞典・国語辞典・歴史関連の用語集など必要です。
参考書を選ぶときに、あまり分量が多いものを選ぶと失敗します。
分量が多い本は、同時に重くなるのもよくありません。
もちろん十分な学力があり、より難しい内容のものに挑戦したい人はいいでしょう。
あなたの志望校がはっきりしている場合、参考書を選ぶときにコツがあります。
その大学の合格者に、受験時代に使っていた参考書を聞くことです。
少なくとも合格している人が使った参考書というのは、合格に必要な知識や解説が詰まっている証拠です。
書店には、山のようにある参考書があります。
吟味するために、すべての本を立ち読みするだけでも時間がかかります。
一つ一つ自分の目で確かめるのもいいですが、不安があります。
参考書選びが初めからうまくいく人はいません。
もし参考書選びに失敗したら「なぜ失敗したのだろうか」ということを考えて、次に生かしましょう。
「強調部分のない参考書は選ばない」というのも私が失敗をして得た知恵の1つです。
入門書レベルに関しては、優しくても結構です。
しかし、入門書を卒業すれば、少しずつ難易度を上げることが大切です。
入門書を除いて、参考書は簡単すぎると、やる意味がありません。
受験は、精神戦です。
受験に勝つ前に、自分の精神に勝つ必要があります。
勉強中に弱気になって「ダメかもしれない」と思うことがあります。
基本的に参考書は、教科書よりわかりやすく書いています。
教科書ではよく理解できないのに、参考書ではすんなり理解できます。
そもそも参考書は、教科書では理解しにくい部分を理解できるようにするためのものです。
「勉強しても無駄だよ」
「なるようにしかならない」
「勉強なんてかっこ悪い」
参考書でぜひ見ておきたいのは、巻末にある「著者のプロフィル」です。
多くの人が見落としがちですが、ぜひチェックしておきましょう。
まず見ておきたいポイントは、著者の「学歴」や「経歴」です。