執筆者:水口貴博

参考書の賢い選び方と使い方

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本当に集中すれば、周りの様子は気にならなくなる。

本当に集中すれば、周りの様子は気にならなくなる。 | 参考書の賢い選び方と使い方

私は今、とあるファストフード店で本を書いています。

すると、私の隣に座っている高校生らしき女性が、大きな声で英単語を音読し始めました。

英単語をはっきりしたイントネーションをつけて、比較的大きな音読をしています。

「distinguish, constitute, secure, prevent……」

しばらく音読を聞いていると、大きなため息をつきます。

「はあ」

音読しまくっているので、酸欠になりそうなのでしょう。

これが、もう1時間くらい続いています。

音読しまくって酸欠になりそうになり「はあ」とため息をつき、また音読を始める。

隣で聞いていると、この様子が少し面白くて笑いそうになります。

すごいなと思うのは、隣に私がいるにもかかわらず、全然気にしていないところです。

「変な人だと思われてもいい。私は今それどころではない」

彼女の思っていることがよく伝わってきます。

おそらくTOEICか英検などの試験が近いのでしょう。

将来は、英語の仕事に就きたいから必死になっているのかもしれません。

何か夢に向かって一生懸命になっている人は、輝きがあります。

みてすぐわかります。

おそらく彼女は、わからないところがあっても積極的に先生に聞きに行くタイプなのでしょう。

こういう人が高得点を取り、試験では合格します。

本当に勉強に一生懸命になったとき、周りが見えなくなります。

目の前にある勉強しか目に見えていないからです。

そういう状態が自分にも過去にあるので、彼女の気持ちがひしひし伝わってきます。

ほかの人が「恥ずかしい」と思うことを堂々とできるところで、学力の差が生まれます。

日本語を学ぶ外国人は、ためらわず質問するので上達も早いのと同じです。

こうして恥ずかしさを乗り越えている人は、きっと試験にも合格します。

まったく面識のないかたですが、隣にいて応援したくなりました。

参考書の賢い選び方と使い方(6)
  • 恥ずかしさを気にする余裕がなくなるくらい、夢に集中する。
参考書の浮気をしない人が、受験で合格を勝ち取る。

参考書の賢い選び方と使い方

  1. わかりやすい参考書は、優れた教師に匹敵する。
  2. 参考書があれば、授業を受ける時間と場所が自由になる。
  3. 参考書を選ぶときに必ず押さえておきたい、2つのポイント。
  4. ロングセラーは、おおむね当たりと考えていい。
  5. 本のカバーは、集中力を奪う。
  6. 本当に集中すれば、周りの様子は気にならなくなる。
  7. 参考書の浮気をしない人が、受験で合格を勝ち取る。
  8. 入門書レベルは、易しいものを選ぼう。
  9. 易しい入門書から始める真の理由とは、潜在意識をプラスに変えるため。
  10. 理解が難しい感情や雰囲気は、漫画を活用すればいい。
  11. 参考書に不明点があれば、買い換えるのではなく、わかる人に聞く。
  12. 本当に使える参考書は、2冊買ってもいい。
  13. 解説のない問題集には、落とし穴がある。
  14. 参考書をきれいに使っているうちは、まだ本当に生かしきれていない。
  15. なんとなく意味がわかる単語こそ、実は注意が必要。
  16. 教科書が主役。
    参考書は脇役。
  17. 理解できない原因は、あなたにあるのではなく、説明する側にある。
  18. 自分が「重要だ」と感じる部分は、必ずしも重要とは限らない。
  19. コピーをして抜き出せば、よく覚えられる。
  20. 試験範囲を網羅した長期用の参考書。
    理解を重視した短期用の参考書。
  21. 受験は競争だ。
    電子辞書でスピードに差をつけろ。
  22. 分量の多すぎる参考書は、挫折しやすくなる。
  23. 志望校に合格した人が使っていた参考書を使う。
  24. インターネット書店の書評を最大限に活用せよ。
  25. 参考書選びに失敗するのも、勉強の1つ。
  26. ちょっと難しいと感じるくらいがちょうどいい。
  27. 頭のいい人が合格するのではなく、精神的に強い人が合格する。
  28. 参考書の著者は、説明のプロ。
    上手な言葉を借りて、ほかの人に説明してみる。
  29. 向上心のない人と距離を置く。
    向上心のある人と深く付き合う。
  30. 「著者に対する信頼関係」ができれば、参考書への信頼も強くなる。

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