模擬試験を受けるとき、受験料は誰が出していますか。
学生ですから、ほとんどの場合、親からお金を出してもらう場合が多いことでしょう。
当たり前といえば、当たり前です。
しかし、その当たり前の流れが、いつの間にか模擬試験を受けるときのやる気を小さくしている場合があります。
親のお金ですべて出してもらうと、やはり気持ちが緩みます。
「どうせ自分のお金じゃないし、落ちても大丈夫」
試験を受ける価値が低くなり、勉強へのやる気が薄らいでしまいます。
試験に向けた独特の緊張感も小さくなります。
しかし、自分のお金で受ける場合、どうでしょうか。
自分が一生懸命にアルバイトで貯めたお金で模擬試験の受験料を支払うと、試験に向けた気持ちが引き締まります。
多少なりとも自分の財布が痛むため「金額の元は取ってやろう!」という気持ちが自然と出てくるようになります。
「元を取ってやろう」という意地が「勉強しなければ!」というやる気へと変化します。
受験料とはいえ、何万円もするものではないはずです。
十分にお金に余裕のあるわけではない学生にとって、厳しい現実もあるでしょう。
「お金でやる気を買っている」と考えればいい。
やる気を出して、模擬試験としても効果を十二分に発揮するためにも、自分のお金で受けることをおすすめします。
自分のお金が絡むと、やる気を出すのが人間なのです。