「いつもの感じでお願いします」
高校時代は行きつけの理髪店があり、よくこの言葉を使っていました。
いつも行き慣れている理髪店なら、本当にこれだけで通じます。
高校時代のある日、理髪店で髪を短く切られてしまったことがありました。
私の説明が抽象的だったせいです。
イメージがうまく伝わらず、お坊さんのように短く切られてしまいました。
小学校や中学校までの勉強は、暗記で何とかなります。
そもそも覚える量が少ないからです。
覚えることも単純であり、すぐ理解できる内容が多い。
世間では「筋肉も脳も同じだ」という言葉をよく耳にします。
面白いたとえですね。
どちらも鍛えることができ、強化させることができるからです。
学力の向上は、右肩上がりとは限りません。
むしろ、すぐ結果が出るのはまれです。
なかなか結果が出なくて、もどかしいことでしょう。
日本の江戸時代には「士農工商」という身分制度がありました。
武士・農民・職人・商人という明確な上下関係です。
さらに低級な身分もあったと言います。
あなたは教科書や参考書を、折り目をつけずに使うタイプですか。
友人から借りた本を使う教科書や参考書なら、折り目をつけないのはわかります。
借りた本は、きれいに使うのがマナーですね。
高校生にもなると、おしゃれに興味が出てくる時期です。
美容院に行ってパーマをかけたり、特殊な道具を使って眉を整えたりします。
お化粧道具を揃え、スキンケアにも力を入れたくなります。
「受験勉強」という言葉には、なぜか暗い印象があります。
毎日、明けても暮れても勉強ばかり。
机の前では、いつも教科書とにらめっこ。
高校3年のころ、受験勉強のため、いつも夜遅くまで学校に残っていました。
家で勉強するのもいいですが、学校にはほどよい緊張感があり、勉強に最適でした。
放課後から夜遅くまで、学校に残って勉強していました。
あなたには苦手な科目がありますか。
得意科目がある人は、幸せです。
時間をかけた分だけ、点数が伸びていきます。
勉強に、才能は不要です。
まずそれに気づくことです。
生まれつき、記憶力に多少の違いはあります。
「この本を買えば、勉強ができそうな気がするぞ」
本屋で手に取った参考書の中身を見たときに、そういう気持ちにさせるものがあります。
より良い参考書を選べば、勉強もはかどることでしょう。
本屋の受験コーナーを見れば、立派な参考書がたくさん並んでいます。
どの参考書も頼りがいがあるように見えます。
「買うからにはできるだけ立派な参考書を選びたい」
「テストで悪い点を取ってしまった。落ち込むなあ」
誰でも悪い点を取ったら、ショックを受けます。
普通の人はまず落ち込みます。
受験生のときの、ある日のことです。
母から気に障るようなことを言われ、いらいらして自分の部屋のドアを蹴ってしまったことがありました。
実は母から何を言われたのかは、覚えていません。
学生時代、学校用と家庭用とで、別々のシャープペンシル、消しゴム、ノートがありました。
家で使うタイプと学校で使うタイプが別々だったので、使い心地も違い、違和感がありました。
違和感があると気になり、集中力を奪われてしまいます。
「わかる」と「覚える」は、なんとなく意味が似ている言葉です。
「わかりました」
「覚えました」
受験生の中には「小→中→大」で勉強を進める人がいます。
細かいことから覚えて、後から全体をつかむというやり方です。
たとえば、歴史の勉強をするときに、年号・登場人物・戦争・建造物の名称などから、正確に覚えようとします。
私が本腰を入れて受験勉強を始めたのは、高校1年の冬からでした。
それまでは、勉強らしい勉強をしたことがなく、初めは手探りの状態でした。
勉強そのものに慣れていないため、効率が悪いものも多く、まずそこから改善しなければいけないと気づきました。
社会で仕事をしていると、ささいなことが命に関わる場面が数多く登場します。
ぼうっとしていると、赤信号なのに横断歩道を渡ってしまい、車にひかれそうになります。
自動車でハンドル操作を誤れば、事故を起こしてしまい、人をはねてしまうばかりか、自分の命を落とすこともあります。
「受験に専念したい。部活はやめたほうがいいだろうか」
受験生の間ではよく話題になる話です。
普通に考えれば、勉強に集中する時期ですから、部活をやめて勉強に専念するほうがいいと思います。
受験期には、つい勉強のことばかりを考えてしまいがちです。
勉強ばかりの毎日であることはたしかですが、現実はそうはうまくいきません。
風船は、空気を入れ続ければ、いずれパンと破裂してしまいます。
受験は競争です。
成績を上げるためには、やはり勉強の絶対量を増やすことです。
・他の受験生より長く勉強する
「たまたま苦手な問題が出題された」
「勉強の時間が少なかった」
「当日、調子が悪かった」
学生時代は、さまざまな友人の部屋に遊びに行きました。
友人の中には成績のいい人もいましたし、逆に悪い人もいました。
田舎の小さな学校なので、生徒同士あまり壁がなく、みんなが分け隔てなく交流していました。
学生時代には、さまざまな友人の部屋を見せてもらいました。
その中で成績がいい人の部屋には、3つの共通点があることを発見しました。
(1)教科書や参考書が並んだ本棚
受験時代は、将来の理想は高く持つ時期です。
今、考えられる最高の理想を思い描いてください。
「お金持ちになりたい」
寝る直前に、父に叱られたことがありました。
すると、夢の中で父から叱られる続きを見てしまうことがありました。
寝る直前に好きな人のことを考えていたことがあります。
図書館は、勉強するのに絶好の環境です。
しんと静まり返っていて、室内は勉強一色という雰囲気に包まれています。
図書館にいるだけで、頭がよくなったような気がするから不思議です。