あなたには苦手な科目がありますか。
得意科目がある人は、幸せです。
時間をかけた分だけ、点数が伸びていきます。
得意科目がある人は、受験ではとても有利になります。
確実に高得点が取れる科目が1つあるだけでも、やはり有利になります。
自分に向いている科目は集中しやすいです。
難しい問題も根気で乗り越えられることでしょう。
徹底的に勉強して、確実に点が取れるように仕上げます。
「100点が取れるまで仕上げるのか」
いえ、難しいのはここからです。
たしかに得意な科目だからこそ、確実に高得点が取れるようになるでしょう。
しかし、高得点といっても完璧を求めてはいけません。
どんなに得意な科目であろうと、100点を取るのには膨大な勉強量と時間が必要だからです。
徹底的に仕上げようとする意気込みは結構ですが、受験では時間に限りがあります。
「100点」を取る必要はありません。
「合格点」さえ取れればいい。
限られた時間の中で、できるだけ最高の得点を挙げられるように、ベストな勉強時間の配分を調整します。
簡単に言ってしまいましたが、これがなかなか難しいです。
「完璧を求めつつも、完璧を目指そうとしない」
どこまで勉強を深めていくかです。
応用と言っても、奥を深めれば切りがありません。
「これ以上、深く勉強するべきかどうか」
「さらに突っ込んで勉強するべきかどうか」
「さらに勉強を進める必要はあるのか」
この迷いが発生します。
この加減が、受験時代に学ばなければいけない部分です。
限られた時間の中で最高の結果を出すための、手加減を勉強する時期なのです。