受験は競争です。
成績を上げるためには、やはり勉強の絶対量を増やすことです。
まずはこれが基本ですね。
競争ですから、他の人よりいかに多くの勉強時間を費やすかに気を使ってしまいます。
そう思えば思うほど、なぜか時間は短く感じられるようになります。
24時間なんて、あっという間。
「勉強が足りない。もっと時間があればいいのに」
なかなか勉強が思うように進まなくて悩み、時間がもっとありさえすれば、勉強はうまくいくだろうと思います。
そういうとき、ほとんどの受験生が陥るパターンがあります。
睡眠時間を削ってしまいます。
寝る時間を減らして、勉強の時間に回せば、たしかに起きている時間は長くなります。
多くの受験生は「たくさん寝ること=悪」と勘違いしてしまい、どんどん睡眠不足になります。
一昔前には「四当五落」という言葉もありました。
4時間しか寝ないで勉強すれば合格し、5時間も寝た人は不合格になる意味です。
ばかばかしいことです。
睡眠時間を恐れてはいけません。
成績を上げたければ、むしろたっぷり睡眠時間を取ります。
なぜ勉強に集中力が出ないのかというと、睡眠不足だからです。
人間ですから眠いときには、やる気も集中力も根気も出るはずがありません。
そうなって当然です。
にもかかわらず、勉強時間を増やすために睡眠時間を削ってしまえば、余計に気力が発揮できなくなります。
勉強スピードも効率も下がって、悪循環になります。
たっぷり寝るからこそ、気力が発揮されます。
ほかの受験生と差をつけたければ、睡眠時間を削るのではなく、むしろ増やしましょう。
たっぷり睡眠時間を取ることで得られるやる気・集中力・根気などの気力で、差をつけます。
睡眠によって勉強に必要な気力が充電されるのです。