「受験勉強」という言葉には、なぜか暗い印象があります。
毎日、明けても暮れても勉強ばかり。
机の前では、いつも教科書とにらめっこ。
受験勉強という言葉を使うから、より難しく聞こえます。
少し言い方を変えましょう。
「モグラ叩きゲーム」です。
「受験勉強をしています」という言葉を「モグラ叩きゲームの練習をしています」と言ってみましょう。
すると、ほら、少し肩の力が抜けませんか。
受験勉強とは、モグラ叩きゲームと同じです。
モグラ叩きゲームは、あらかじめ地面に穴が開いていて、モグラが飛び出てくる場所がわかっています。
わからないのはタイミングだけです。
しかし、モグラが出てくる場所はあらかじめわかっています。
穴から出てきたモグラをすぐ叩く準備さえできていれば、タイミングにかかわらず、高得点を獲得できます。
少々モグラの動きが速くなっても、練習を重ねればうまく叩けるようになり、安定したスコアが出せるようになります。
受験も同じです。
あらかじめ範囲が決められて、出題される部分がわかっています。
わからないのは、どんな問題が出るかだけです。
しかし、一定の出題範囲から出題される部分も限られていますから、回答できる力をつけていれば、怖くもなんともない。
少々、問題の難易度は変わりますが、応用力がついていれば回答することができるようになります。
ほら!
まったくもって、モグラ叩きゲームではないですか。
受験勉強と考えるから、暗い印象があります。
明るく楽しいモグラ叩きゲームだと考えましょう。
朝起きて「さあ、モグラ叩きの練習をしよう」と思えばいいのです。