「テストで悪い点を取ってしまった。落ち込むなあ」
誰でも悪い点を取ったら、ショックを受けます。
普通の人はまず落ち込みます。
バツ印を見ると、自分を否定されているような気がします。
誰でもショックで、涙を流す人もいることでしょう。
点数の悪いテストなんて見たくはありません。
破ってごみ箱に捨てたくなります。
しかし、見たくないと思うテストの結果こそ、きちんとみましょう。
特に見るべき部分は、丸印より、バツ印です。
バツ印になったところは、問題の回答に間違った部分です。
つい目を背けたくなりますが、その部分こそ直視しないといけない部分です。
「嫌だ。見たくない」
そう思っているうちは、まだ本当の受験生ではありません。
勉強ができる受験生は、バツ印から目を背けるのではなく、直視します。
なぜバツになっているのかというと、知識や理解が不足しているからです。
自分の知識の抜けや、理解不足があることがようやくはっきりわかる瞬間です。
見かけこそ悪いバツ印ですが、実は一番おいしい部分です。
「試験を受けてよかったな」と思える部分です。
そのポイントをしっかり補完し復習すれば、テストを受けた意味があったということです。
より完璧に近づけるようになるのです。