面白い人になるためには、失敗を恐れない勇気が必要です。
仕事の失敗ではありません。
ユーモアの失敗です。
ユーモアが思いついたとき、ネタがウケるかどうか、言ってみないとわからないときがあります。
参加メンバーの顔ぶれによっても、ウケる・ウケないが変わってきます。
同じネタでも、雰囲気によってウケるときもあれば、スベることもあります。
面白いと感じるのは自分だけで、相手にウケないかもしれません。
「この話をしてウケるだろうか。スベるだろうか」
確実にウケるネタなら堂々と言えますが、ウケるかどうかわからないときは不安があります。
もしスベったら、場の雰囲気が悪くなります。
自分の印象も悪くなってしまうかもしれません。
ユーモアの内容に自信がなければ、無難に黙っておこうと思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、スベることを恐れていては、いつまで経ってもユーモアのセンスを磨けません。
ユーモアのセンスを磨くためには、場数が必要です。
ユーモアのセンスは、自然と身につくものではなく、努力によって得るものです。
場数なくして、ユーモアのセンスは磨けない。
成功体験だけでなく、失敗体験も必要です。
どんなネタがウケて、どんなネタがスベるのかは、試してみないとわからないところがあります。
そこで必要なのは、ユーモアの失敗を恐れない勇気です。
スベってもかまいません。
勇気を出して、ユーモアを言ってみましょう。
うまくいけば、あなたのユーモアで大笑いが生まれ、一気に場が盛り上がるでしょう。
ますます明るい雰囲気になっていくでしょう。
もしスベったとしても、笑ってごまかせばいいだけです。
「言いすぎたね」「全然ウケなかったね」と一言を添えれば、うまく場をしのげます。
ウケなくても、罰則も罰金もありません。
失敗しても、けがをするわけでもなければ、命を取られるわけでもない。
少しだけ恥をかくだけで済むこと。
思いきりスベったとしても、少なくとも場を楽しませようという印象だけは伝わるでしょう。
「失敗してもいい。スベっても勉強になる」と思うことです。
何度か失敗を経験することで、どんなネタがウケるのか手応えがつかめ、ユーモアの良しあしもわかっていきます。
どんどんユーモアに挑戦して、場数を増やしていきましょう。
ウケたりスベったりする経験を積み重ねていくことで、じわじわユーモアのセンスが磨かれていきます。
ユーモアの失敗を恐れず、どんどん発言する人が、面白い人になれるのです。