人と話をするとき、どんな話題を心がけていますか。
「自分が話したいことを話す」
やはりこれが会話の基本ではないでしょうか。
もちろん自分が話したいことを話すのは悪くありません。
話したいことや聞いてもらいたい話があれば、自然と言葉数も増え、明るく楽しく話せるでしょう。
自分の得意なテーマなら、何時間でも話せるかもしれません。
しかし、自分がしたい話は、相手にとって楽しいとは限りません。
つまらなくて、飽き飽きしていることもあるでしょう。
まったく無関心の分野なら、苦痛や退屈に感じるでしょう。
また自分の話したい話ばかりでは、自己中心的で独りよがりになってしまいます。
一方的に話してばかりでは、相手は聞くのも疲れてきます。
話の主導権が自分にあって、相手はなかなか話に参加しにくくなるでしょう。
自分がしたい話もいいですが、あまり露骨にならないよう注意が必要です。
面白い人になりたいなら、自分がしたい話より、相手が楽しめる話をすることが大切です。
自分のしたい話を禁止にするのではなく、優先順位を変えるだけです。
自分が話したい話は後回しにして、まず相手が楽しめるような話をするだけのことです。
そうすれば、相手と積極的に話を楽しめます。
たとえば、相手は旅行に興味があるとします。
安い旅行プラン、行きたい旅行先、おすすめの旅行スポット。
相手が興味のあるテーマなら、前のめりで聞いてくれるでしょう。
自分だけでなく相手も楽しんでくれるので、お互い、話を盛り上げていけます。
ますます旅行に行きたい気分が盛り上がり、将来に夢と希望ができるでしょう。
また、相手にマラソンの趣味があるとします。
「最近マラソンの調子はいかがですか」
「長く走るコツは何ですか」
「何か大会を狙っているのですか」
マラソンに関する質問を振れば、相手は「よくぞ聞いてくれた」という表情で返事をしてくれるでしょう。
普通に話をするだけであっても、面白く楽しく感じてもらえるはずです。
相手がしてくれる話は、知識や教養にもなるので、自分にとっても楽しめるはずです。
話を聞いているうちに影響を受けて、自分もマラソンをしたい気持ちが高ぶってくるかもしれません。
話をするとき、独りよがりにならないこと。
相手の立場になって考えると、どんな話題が喜ばれるか、想像しやすくなります。
自分がしたい話より、相手が楽しめる話をするのが、面白い人になるコツです。