面白い人になるために、一番必要なことは何でしょうか。
話術でしょうか。
頭の回転の速さでしょうか。
ユーモアのセンスでしょうか。
もちろんどれも大切なポイントですが、一番大切なことはもっと基本的なところにあります。
それは「相手を楽しませたい気持ち」なのです。
面白い人に共通するのは、相手を楽しませたい気持ちです。
面白い人になるすべての原点であり、軸であり、モチベーションです。
話術やユーモアのセンスも大切ですが、そうしたことができるのも、相手を楽しませたい気持ちがあるからです。
相手を楽しませたい気持ちがあってこそ、面白い人になれます。
もし相手を楽しませたい気持ちがなければ、どれだけユーモアのセンスがあっても話術が優れていても、空回りします。
作り笑いや愛想笑い、お世辞や社交辞令ばかりでは、面白い会話はできません。
会話が無味乾燥になって、つまらなく感じるでしょう。
世の中にいる人気者を見てください。
人気者は、相手を楽しませたい気持ちに満ちあふれています。
優しく接してくれたり面白い話で笑わせたりしてくれるのも、相手を楽しませたい気持ちがあってこそ。
たとえ自分がばかにされても「相手が楽しんでいるならそれでいい」と思っています。
テレビで活躍しているお笑い芸人を思い出してください。
お笑い芸人は、笑いと感動のエンターテイナー。
表向きはとぼけた様子に見えても、心の根底では、お客さんを笑わせて楽しませたい気持ちでいっぱいです。
たとえ自分の短所や欠点をさらけ出してでも、お客さんの笑顔のために頑張っています。
話術を磨いたり面白いネタを考えたりするのもいいですが、まず相手を楽しませたい気持ちを大切にしましょう。
相手を楽しませたいがあってこそ、面白いネタも思い浮かびやすくなります。
サービス精神が旺盛になり、自然とポジティブな気持ちが湧いてきます。
たとえネタにスベっても、ポジティブに受け止めることができます。
相手を楽しませたい気持ちこそ、面白い人になるための出発地点。
基本ですが、最も重要なポイントでもあります。
相手を楽しませたい気持ちを意識しましょう。
すでに意識をしているなら、もっと意識をしましょう。
意識した瞬間から、自然とポジティブな気持ちが湧いてくるでしょう。
笑ってもらうネタも見つかりやすくなるでしょう。
人と話をしたくて、うずうずするでしょう。
面白い人になるためには、相手を楽しませたい気持ちから始まるのです。